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企業がデジタルワークスペースを確保するために必要な「監視」の役割とは
2020.07.09

IT&ビジネス最新ニュース第33回

企業がデジタルワークスペースを確保するために必要な「監視」の役割とは

リモートユーザーの安全を確保し、必要なサポートを提供

 リモートワークにおいて、セキュリティは必然的に懸念材料となり、同時にデジタルワークスペースの課題にもなります。実際、既に新型コロナウイルスに便乗したフィッシング詐欺やなりすましを実行する手口も増えています。

 SolarWindsが行った「SolarWinds IT Trends Report 2020:ITの世界共通言語」の調査によると、ITプロフェッショナルの64%のうち少なくとも10%は、日常業務でITセキュリティ管理に携わっていると回答しています。また、ITプロフェッショナルが優先的に取り組んでいるセキュリティ関連スキルの上位3つの分野は、ネットワークセキュリティ(54%)、セキュリティとイベント管理(27%)、バックアップとリカバリー(21%)となっています。ネットワークの監視は、組織のセキュリティを維持する上で、引き続き重要な役割を担っていることが読み取れます。

 これらのセキュリティとサポートの面で、企業やITプロフェッショナルが考慮すべき3つの重要なことがあります。

 まず、新たにリモートワークを行う従業員に対して、VPNクライアント、パッチの更新、アクセス権などを提供する必要がありますが、彼ら自身がインストールして実行するための専門知識を持っていない可能性もあります。このような場合、適切なサポートを提供する必要があります。

 次に、VPNが過飽和状態になると、パフォーマンスの低下や可用性の問題を引き起こし、VPNがバイパスされた場合に新たな脅威の範囲を広げてしまう可能性があります。脅威の特定および軽減を適切に管理するため、VPNのパフォーマンスおよび可用性の維持に有効となる、適切なリモートアクセス監視ツールが必要となるでしょう。

 最後に、リモートワークを行う従業員が増加すると、悪意のある人物が利用する新たな脅威の範囲を広げることがあります。ベンチマークがなければ、このような新たな日常における異常の発見は困難ですが、十分に監視され、徹底した一元的なデジタルワークスペースを整えることで、IPトラフィックの規則性が高まり、異常をより簡単に発見できるようになります。

 最終的には、リモートワークを行う従業員にとって、ITは不可欠で、今後さらなるサポートが必要になるでしょう。そうした状況に伴い、ITのサービスデスクが悲鳴を上げる事態は十分に起こり得ます。企業は、このようなサービスデスクの負担増に対処するため、ITチームが十分な設備やリソースを備えていることを確認しなければなりません。

※この記事はZDNet Japanから配信されています。

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