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ニューノーマル時代の開発者を支援–マイクロソフトが新技術群を披露
2020.06.30

IT&ビジネス最新ニュース第30回

ニューノーマル時代の開発者を支援–マイクロソフトが新技術群を披露

ローコード開発で業務効率化を実現した2大都市

 Microsoftは、業務分析などに用いる「Power BI」、アプリケーション開発ツールの「Power Apps」、業務プロセスを自動化する「Power Automate」、インテリジェントボットの「Power Virtual Agents」を組み合わせて「Microsoft Power Platform」と称している。その理由は、「2024年までに約65%の企業アプリケーション開発はローコードになる」(CVP, Low Code Application Platform, Charles Lamanna氏)と、Gartnerの予測を掲げた。

 ユーザー部門でも開発が可能な「ローコード」の価値が高まっている。その一例としてLamanna氏は、東京都福祉保健局の事例を披露した。東京都は軽症患者をホテルなどの宿泊施設で療養する仕組みを用意しているが、Power Platformを用いることで、軽症患者が使用する健康管理アプリケーションを2週間で開発し、運用を開始した。軽症患者自身がスマートフォンで検温結果や諸症状を入力し、収集したデータはPower BIで可視化することで、看護師の問診作業を大幅に軽減する。管理者は宿泊施設単位で軽症患者などのマスターデータの管理・編集が可能だ。

 もう1つの事例が神戸市の特別定額給付金および新型コロナウイルス対応ソリューションだ。給付金進捗状況確認サイト構築にPower Appsを使用し、電話による問い合わせてはTwilioやPower Automateで自動化している。

 また、健康相談チャットボットをPower Virtual Agents、市内の患者発生状況をPower BIで可視化した。神戸市 企画調整局情報化戦略部の伊藤豪氏は、「操作が直感的で簡単に開発できるプラットフォーム」とPower Platformを評する。給付金進捗状況確認サイトへのアクセスは1日当たり5万件に上り、それまで約4万件あった問い合わせが3000件程度に低下したという。

※この記事はZDNet Japanから配信されています。

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