IDC Japanは3月16日、国内企業におけるAI(人工知能)活用の成熟度を調査した結果を発表した。
これは、国内の従業員数500人以上のユーザー企業でAIシステムを保有し、AI導入の方針決定に影響力のある回答者を対象としたもの。第1回(2019年11月)に引き続き第2回(2020年11月)を実施し、AIの活用に関する成熟度を経年比較を踏まえて定量的に評価、分析している。
調査結果によると、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行の影響によりユーザー企業の事業変革に対する危機意識が高まっている。また、AIシステム市場は変革をけん引するDX(デジタル変革)への投資が加速することにより、AIがその中心的テクノロジーとしての役割を果たしていることから、COVID-19によるユーザー企業のIT投資抑制のマイナス影響を大きく受けることなく継続的に成長しているとする。
しかし、AIシステムの取り組みを先駆的に進めてきた企業とそうでない企業の間に格差が生じている。AIの取り組みを先駆的に進めてきたリーダー企業は… 続きを読む
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