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プロが指南、フレームワークの正しい使い方、誤った使い方
2020.03.30

フレームワークで斬新なアイディアを生み出す方法

プロが指南、フレームワークの正しい使い方、誤った使い方

著者 Bizコンパス編集部

フレームワークは「守破離」と似ている

――堀さんは、フレームワークを使いこなすためには「守破離」(日本古来の茶道や武道などにおける、修行の過程の考え方)が有効だと提唱されています。なぜ守破離が有効なのでしょうか?

 守破離の考え方は、フレームワークの考え方と似ているところがあります。

 守破離とは、まずは師匠の教えを守って「型」を身につけ、次の段階では自分に合うようにアレンジを加えて型を破り、最後は型から離れて自由自在になることを目指すというものです。茶道や能、歌舞伎などは、そうやって伝統の中に新しいものを取り入れることで進化を続けてきました。

 フレームワークも同じです。最初は既存のフレームワークを使いこなすことが必須ですが、型(フレーム)というのは、誰が使っても似たような結論になりがちです。これだけフレームワークが広く使われていると、型を守るだけでは企業間の競争に勝つことは難しくなります。ですから、自分なりに既存のフレームワークをアレンジすることが必要なのです。これが型を破るということになります。

 最後は、自社オリジナルのフレームワークを作ったり、フレームワークを使わなくても自由自在に発想ができるようになることを目指します。

 強調しておきたいのは、フレームワーク自体はロジカルなものですが、論理性ばかりを追求していると、ありきたりのつまらない結果になりやすいということです。

 そこで問われるのが、その人の個性や感性です。元になるデータをどのように集めるのか、着眼点をどこに置くか、そういう味付けの部分や感覚的なひらめきが重要になってきます。論理性だけでも感性だけでもダメです。斬新な着想で驚きを与えつつ、論理的な説得材料が用意されているアイデアこそが、人を動かすのだと思います。

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