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ドコモに聞く、対話AIはいまどこまで進化しているのか
2021.05.18

新しいテクノロジーの波第6回

ドコモに聞く、対話AIはいまどこまで進化しているのか

著者 Bizコンパス編集部

 「AI」を活用することにより、人間がコンピューターと自然に対話することは、もはや夢ではなくなりました。AIが人間と対話することで、さまざまな問題を解決するサービスも誕生しています。

 人間と対話するAIは、いまどのような発展を遂げているのでしょうか。2012年より対話AIサービスを展開している、NTTドコモ5G・IoTビジネス部の熊田圭吾氏が解説します。

(本記事は株式会社NTTドコモが開催した「docomo Open House 2021」での、熊田氏のプレゼンテーション「対話AIでのニューノーマルな業務スタイル」を元に構成しています)

対話AIは2012年にケータイの中に搭載されていた

株式会社NTTドコモ
5G・IoTビジネス部
熊田圭吾氏

 熊田氏はまず、ドコモの対話AIの歴史について言及。2012年にリリースされたスマートフォンアプリ「しゃべってコンシェル」が初めてのサービスだったといいます。

 「『しゃべってコンシェル』は、スマートフォンの中を羊のキャラクターが歩き回っていて、話しかけると情報検索のお手伝いをするコンシェルジュアプリです。同アプリにて、累計20億回以上の対話のログを蓄積・分析することにより、AIの対話性能の発展に努めました」

 2018年には、しゃべってコンシェルの後継アプリである「my daiz(マイデイズ)」をリリース。翌2019年には、対話機能をさまざまなデバイスに組み込むためのAPI「ドコモAIエージェントAPI ®」をリリースしています。

 熊田氏によると、ドコモAIエージェントAPIには2つの特徴的なサービスがあるといいます。1つは、スマートフォンやロボット、家電やブラウザなどのデバイスに対し、音声やテキストを使った独自の対話が組み込める「独自対話サービス」、もう1つは、チャットに質問を投げかけると機械が自動的に答えを返す「チャットボット」が簡単に構築できる「FAQチャットボットサービス」です。

 対話AIの導入効果としては、人が携わっていた作業を置き換えることによる人件費の削減、自動化による業務の効率化、24時間対応による機会損失の回避などが挙げられます。さらに、人が直接応対せずに業務が継続できるため、新型コロナウイルスの感染防止対策にもなるといいます。

 「我々はこれらの対話AIサービス(以下、対話AI)を活用することで、生産年齢人口の減少に伴う労働生産性の低下に歯止めをかけることを目指しています。最近は新型コロナウイルスの影響によって、人と対面する機会を避けるようになっていますが、そうした場面においても、対話AIは有効と考えています」

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