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【PNP Summer Summit 2021】ダンボールに貼れるセンサー、人流を可視化するプラットフォームが登場
2021.09.01

シリコンバレー通信第41回

【PNP Summer Summit 2021】ダンボールに貼れるセンサー、人流を可視化するプラットフォームが登場

著者 小室 智昭

 今回のシリコンバレー通信では、前回に引き続き、PNP Summer Summit 2021で出会ったスタートアップについて紹介します。

(5) IOT

(5-1) 注目ポイント

 PNP社は、IIOT(Industrial IOT)の代表的な事例のスマートファクトリーにおいて、Factory Automation(工場の自動化)を成功に導く以下の4つのキーワードに注目している。

•Connecting(設備や資産と接続してデータを生成)
•Optimizing(ワークフロー最適化のためのデータ活用)
•Automating(できるところから人手による作業を削減)
•Tracking(人や設備の移動状況を監視)

 

(5-2) 注目スタートアップ

 スタートアップピッチはAI、Hardware & Advanced Products(ハードウェア&高度な生産物)の2つの領域に分かれて、16社のスタートアップがピッチを行った。ここでは、Supply Chain & Logistics(サプライチェーン&物流)、Mobilityでも利用できる荷物のライフサイクルに注目したトラッキングを可能とするセンサー(Global TagとLogger)とプラットフォームを開発しているMoeco社を紹介する。

 Moeco社のソリューションは、(1)リアルタイムにEnd-to-Endでトラッキング、(2)トラッキングの様子をリアルタイムに可視化、(3)現場で取り付け可能、(4)APIを公開して、外部データとの統合が可能、という特徴がある。

 Moeco社の使い捨てセンサーはとても薄く、例えば段ボールに伝票と一緒に貼って使える。Moeco社のCo-founder & COOのAlexa Sinyachovaさんが自社のサービスを”Monitor Sensitive Condition(繊細な状況を監視する)”と説明する通り、Moeco社のGlobal Tagは位置情報以外に、温度、湿度、輸送の状況(反転、衝撃)、輝度などの配送環境、保管環境もモニターできる。Global Tagがネットワークに接続されていない場合は、Loggerがデータを一時的に保管する。

 センサーの使い方は、パッケージからGlobal TagとLoggerを取り出し、それらをトラッキングしたい荷物に貼り付けるだけ。それだけでリアルタイムに荷物の状態をダッシュボードで確認できるようになる。

 Moeco社のサービスを利用するにはセンサー1つ当たり$5(約550円)の追加費用が必要となるが、$5の価値はあると思う。

Moeco社の特徴(左上)と製品概要(左下)、 Moeco社のセンサーの使い方とモニター結果(右)

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