明けましておめでとうございます。穏やかな新年を迎えたことと思います。
今回は、2021年の最初のシリコンバレー通信ということで、2021年に私が注目したいサービス、製品について話をしたいと思います。2021年の注目トレンドは、Gartner社なども発表していますので、このニュースレターを読んだ後にあわせて読まれることをお勧めします(本稿の最後でも触れています)。
目次
1.IoTの三種の神器
2015年ごろ、IoT、ビッグデータ、AIは、現代の産業革命に必要な”三種の神器”と呼ばれており、その頃のIoTは、”あらゆるものをインターネットに繋げるための技術”と位置付けられていた。
当時のIoTは、センサーなどのデバイスをインターネットに接続することが主目的であったが、IoTはその後大きく進化し、デバイスがインターネットに繋がっていることを前提としたサービス・製品が多く登場した。
そのような流れを見て、CES(Consumer Electronics Show)を主催するCTA(Consumer Technology Association)社は2020年のCES Media Day(プレスカンファレンス)で、IoTを”Intelligence of Things”と説明した。
そして今、新たに「IoTの三種の神器」と言われているテクノロジーが存在する。それが、「(1)5G」、「(2)AI」、「(3)Automation」(オートメーション、自動化)だ。