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新ビジネス「コロナテック」に挑むスタートアップが登場
2020.05.01

シリコンバレー通信第27回

新ビジネス「コロナテック」に挑むスタートアップが登場

著者 小室 智昭

3.コミュニケーションプラットフォームのためのセキュリティプラットフォーム

 昨今の事情を鑑み、多くの企業がリモートワークを始めた。リモートワーカーのコミュニケーションを支えるのがZoomやTeamsなどコミュニケーションアプリだ。しかし、報じられているように一部のコミュニケーションアプリにセキュリティ的な課題が見つかったと聞くと、利用を躊躇する人もいるだろう。

 Adeya社はセキュリティとプライバシーに配慮したリアルタイムコミュニケーションプラットフォームを提供している。Adeya社のVP Strategic Partnership and AlliancesのTony Zirnoonさんによると、「多くの企業ユーザーが一般消費者向けのアプリを使ってコミュニケーションをとっているため、データ漏洩などのリスクがある。そのため、そのようなコミュニケーションアプリの使用を禁止する企業もいる。また、コミュニケーションアプリには音声、映像、チャット、ファイル共有など様々あり、目的に合わせてアプリを使い分ける必要があることは効率性にも欠ける。」という。

 Adeya社は、音声、映像、チャット、ファイル交換、電話帳管理など企業が必要な機能を暗号化したうえでワンストップで提供している。同社のサービスはアプリをインストールしたパソコン、スマートフォン、タブレットで利用できる。

 Adeya社のID管理システムは、企業が運用しているモバイル端末を管理するためのUEM(Unified Endpoint Management、統合エンドポイント管理)、MDM(Mobile Device Management)と連携できるため、より強固にコミュニケーションが守れる。Adeya社のダッシュボードは、ツールの利用状況を可視化してくれるため、企業のIT管理者は、ツールの利用状況を一眼で確認できる。

 Adeya社はオンプレミス環境とクラウド環境の両方に対応しているため、データを社内ネットワークの外に置きたくないと考えている企業でも安心して利用できる。

 Adeya社はすべてのアプリを自前で開発しているが、同社のSDK(ソフトウェア開発キット)を利用すれば、企業ユーザーがアプリごとにインテグレーションすることができる。例えば、音声はAlkadin、映像はSkywayといった具合だ。

 Adeya社は通信事業者、政府、軍事、金融業者、保険業者、エネルギー事業者を中心に提案活動を続けている。

 Adeya社は2007年に設立されたスイスのスタートアップ。本社は、ジュネーブ市から車で40分程度離れたモルジュ市にあるが、エンジニア、営業担当者はグローバルで活動している。

Adeya社のソリュションの導入前後の比較 (上: 導入前、下: 導入後)

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