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【CES2020 #2】あと数年で「空飛ぶタクシー」に乗れる?最新モビリティの今
2020.02.03

シリコンバレー通信第24回

【CES2020 #2】あと数年で「空飛ぶタクシー」に乗れる?最新モビリティの今

著者 小室 智昭

(5)Flying Cars(eVTOL)

1) CTAの予測

 CTAは、CES 2019に続き、eVTOL(eclectic Vertical Take-Off and Landing、垂直に離着陸できる電動型飛行体)に注目している。

 CESでは数年前から中国企業などが、人が乗れるドローンの展示をしていたが、eVTOLの展示についてはCES 2019年から本格的に始まった。Uber社はCES 2019において、2020年にロサンゼルス市とダラス市で実証実験を開始し、2023年には商用サービスを開始したいと発表した。また、ヘリコプターを開発しているBell社は、「Bell Nexus」という6人乗り(パイロット含まず)の巨大なハイブリッドモデルのeVTOLを展示し話題を集めた。

2) Bell社

 CES 2019ではHybrid ModelのeVTOLのBell Nexusを展示していたBell社は、CES 2020では100%電化のeVTOLのBell Nexusを展示していた。「去年のものより小さいかな?」と思って説明員に質問したところ、「今年のBell Nexusは100%電化だからね。」と教えてくれた。乗員の定員数が4名ということでも、今年展示されているeVTOLがハイブリッドモデルよりも小さいことが分かる。

 Bell社のブースには大都市をイメージしたモデルが設置してあり、パートナー企業のロゴが掲げられたビルの上を、ミニチュア版のBell Nexusが飛行するデモを展示していた。パートナー企業のなかには日本のロジスティック会社、商社の名前もあり、Bell社がグローバルにビジネスを展開しようとしていることが分かる。

 Bell社はCES 2021に向けてプロモーションを開始している。今から来年の展示内容とパートナー企業の拡大が楽しみだ。


3) Hyundai社

 Hyndai社はCES 2020でAir Taxi(空飛ぶタクシー)のプロトタイプ「S-A1」を展示した。

 S-A1は4人乗りの100%電化のeVTOLで、時速180マイルの速度で60マイル飛行することができる。Hyundai社はAir Taxiサービスの提供を目指しているUber社と提携し、Uber Elevateプログラムを支援する。Uber社はこれまでにAir Taxi実現のために7社と提携しているが、Hyundai社はUber社にとって最初の自動車メーカーのパートナーとなった。

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(6)Digital Health

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