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【CES2020 #1】動画配信サービスの競争が激化「Streaming Wars」を勝ち抜く技術は?
2020.01.29

シリコンバレー通信第23回

【CES2020 #1】動画配信サービスの競争が激化「Streaming Wars」を勝ち抜く技術は?

著者 小室 智昭

(1) 5G and IOT

 前述したが、2019年に米国、韓国で5Gサービスが始まったこともあり、CES 2019以上に5Gへの期待は高まる。AT&T社の発表ではシリコンバレーでの5Gサービスは1月後半となっているが、設備は設置済みで、私のスマートフォンのスクリーンの右上には”5G”と表示されている。

 

1) CTAの予測

 CTAは、2020年に2,000万台の5G対応スマートフォンが出荷され、2023年には1億3,300万台が出荷されると予測している。また「世界各地の55の携帯事業者が2019年末までにサービス開始もしくはサービス開始の計画があると発表している(出典: Viavi Solutions)」と紹介した。

 CTAは、5G市場拡大の牽引車は企業のIoTだと予測している。IoTでの5Gの活用は大別すると大量のデータを低コストかつ省電力で送信するMassive IoT(大規模IoT)と、信頼性が高くて低遅延で可溶性が高いCritical IoT(最重要IoT)に分かれるという。大規模IoTは流通、農業、不動産などがターゲットで、最重要IoTは医療、自動運転、製造がターゲットだという。

 例えば、農業においては大量のデータ管理に加えて、ドローンや農業ロボットによる効率化、自動化の期待も高く、単一のソリューションでカバーできるものではないだろう。単一のIoTソリューションではカバーしきれないのは農業分野だけではないだろう。

 CTAはMedia Dayの中で、IoTは”Internet of Things”から”Intelligence of Things”へと進化し、AI(Artificial Intelligence)はIntelligenceを促進させるための”Intelligence Amplify”になるべき時を迎えていると説明した。

 

2) Qualcomm社

 Qualcomm社がMedia DayでMobile、Automotive、XR向けに複数のプロセッサーの発表を行った。Qualcomm社が発表したプロセッサーは、モバイル端末向けのSnapdragon 865、765/765Gの2種類、Mobile PC向けのSnapdragon 8c、7cの2種類、そしてSnapdragon XR向けのXR2だ。

 Qualcomm社によると、45社以上の携帯事業者が5Gサービスを提供し、340社以上の携帯事業者が5Gへの投資を行っているという。また、2023年までには5Gの接続ポイントが4Gの時と比べると2年以上も早いペースで拡大すると予測している。

 Mobile PC向けのプロセッサーはASUS社とLenovo社が採用することが決まっている。Lenovo社はQualcomm社のイベントで世界初となる5G PCのLenovo Yoga 5Gを発表した。Lenovo Yoga 5Gは、eSIMを搭載しているため、携帯事業者との連携も進みそうだ。Lenovo社は、2020年春ごろに米国で$1,499(約16万円)でLenovo Yoga 5Gの発売を開始する。

 さらにQualcomm社は、自動車に搭載するエッジコンピューティングデバイスの「AI 100」を発表した。すでにAcura社、Audi社、ホンダ社、スバル社、トヨタ社など世界中の33社の自動車メーカーがAI 100を採用し、そのうちの19社はコックピットのプラットフォームとしてAI 100を利用しているそうだ。

 Qualcomm社は自動車業界において4つの分野に注目していて、今回のMedia Dayでは、パートナーとなっているLand Rover社がQualcomm社との連携の内容について発表した。

 

3) 通信事業社

 今年は通信事業者も積極的にCESに参加していた。NTTは53年のCESの歴史のなかで初めて出展し、Smart Cityの取り組みはCTAが発行するデイリーニュースにも取り上げられていた。

 また、SK Telecom社は、「5GがもたらすSmart City」のコンセプトをジオラマなどを使って分かりやすく展示していた。1月9日にはSK Telecom社のCEOのPark JunghoさんがSK Telecomのブースを訪問し、その後、別会場のHyundai社のブースを訪問するなど精力的に視察をしていた。

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(2)Content(Streaming Wars)

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