2019年は「シリコンバレー通信」をご愛読いただきありがとうございました。新年も、皆さまのお役に立てるような情報の発信に努めますので、引き続きご愛読いただけるようお願いします。
今回は、毎年クリスマスホリデー突入直前にラスベガスで開催された、AWS社のイベント「AWS re: Invent 2019」について報告します。

1.AWS re: Invent概要
AWS re:Inventは、2012年から始まったAWS社のカンファレンスで、今回で8回目の開催。AWS社のCEOのAndy Jassyさんが自身の基調講演で「re:Inventは他のカンファレンスと違ってEducational(教育的)なカンファレンス」というくらい、AWSに関する情報満載なカンファレンスだ。
re:Invent 2019では、Certification、Expo、Hands-on Lab、Session、Workshopなど、18のカテゴリーで、Alexa、Analytics、AI/ML、Blockchain、Mobile、Mobilityなどの25のトピックスについて情報が提供された。当然、一つの会場ではおさまらず、18のホテルに分散して行われたため、移動も大変だ。人気のセッションは事前の予約が必要で、予約ができなかった場合は、空き席を求めて並ぶことになる。
re:Invent 2019会場マップ
ツアーを企画したJ旅行会社の話だと、昨年を大きく上回る数の人が、日本から参加したそうだ。AWS社のCEOのAndy Jassyさんによると、re:Invent 2019では、3,000以上のセッションが開催され、参加者は65,000人以上。そのうちの約7,000人が政府や自治体関連の参加者だそうだ。
