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なぜ「HUAWEI nova 5T」は、米制裁下でもリリースできたのか?
2019.12.13

ケータイ業界の最新動向に迫る第73回

なぜ「HUAWEI nova 5T」は、米制裁下でもリリースできたのか?

著者 佐野 正弘

結局、「nova 5T」でGoogleは使えるのか?

 HUAWEI nova 5Tは6.26インチの液晶ディスプレイを搭載した大画面スマートフォンだ。チップセットには、2019年にNTTドコモから発売された、ファーウェイ・テクノロジーズのフラッグシップモデルの1つ「HUAWEI P30 Pro」と同様に「Kirin 980」が搭載されるなど、ハイエンドモデル相応の性能を備えている。

 しかもHUAWEI nova 5Tでは、カメラ機能にも力が注がれている。背面には4つのカメラが搭載されている(4800万画素のメインカメラ、1600万画素の超広角カメラ、200万画素のマクロカメラ、200万画素の被写体深度測定用カメラ)。マクロ撮影や背景をぼかしたポートレート撮影、最近人気の超広角撮影など、幅広い撮影シーンに対応可能だ。

 そしてこれだけの機能・性能を搭載しながらも、HUAWEI nova 5Tには5万4000円と、ミドルクラスよりやや上という非常に安価な価格設定がなされている。同社が提供している「HUAWEI P30 lite」よりは高価だが、ゲームプレイやカメラにこだわりたい人や、ミドルクラスより上の性能を持つスマートフォンを安く購入したい人に適したモデルといえるだろう。

 だが同機種で最大の焦点は、やはりGMSが搭載されるか否かということであった。グーグルのサービスや、Google Playから入手できるアプリの人気が高い日本において、GMSが搭載されていなければ、どんなに価格が安くてもスマートフォンとしての利便性は大きく落ちてしまうからだ。

 実際のところ、HUAWEI nova 5Tには、GMSが搭載されている。

 というのも、HUAWEI nova 5Tは米国からの制裁前にグーグルからライセンスを取得して開発した端末なのだ。そのため、GmailやGoogleマップ、そしてGoogle Playの利用ももちろん可能。従来のスマートフォンと比べても、使い勝手に関してはまったく遜色がない。

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