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仕事ができない部下ほど、私生活を聞き出す必要がある
2019.12.16

マネージャーの極意第8回

仕事ができない部下ほど、私生活を聞き出す必要がある

著者 八木 昌実

「大丈夫?」と聞いてはいけない

 組織の長がまずやるべきことは、部下の悩みをさりげなく聞き出すことです。しかし日本語には、部下の本音を聞きたいのに、それを阻害してしまう言葉があります。

 象徴的な言葉が「大丈夫?」です。大丈夫なのかと問われるとつい、人は反射的に「大丈夫です」と答えてしまいます。大丈夫かと聞きたくなる状況なのですから、問題を抱えていることが多いはずです。にもかかわらず、「大丈夫です」と言われてしまうと、そこで会話が止まってしまいます。これでは、本音を引き出すことはできません。

「大丈夫?」という問いかけは、使わないほうがいいのです。むしろ、こう聞くべきでしょう。

「大丈夫じゃないよね?」

 こう聞かれると、部下は「上司は察してくれているんだ」と感じ、自分の内情を話しやすくなります。これだけでも、部下の心の負担は軽くなります。そして、第三者に話すことで頭の中を整理でき、解決策が見えてくることもあります。マネジャーが個人的な悩みに向き合い、一緒に悩む姿勢を見せることで、物事が解決へと動き出すのです。

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