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仕事ができない部下ほど、私生活を聞き出す必要がある
2019.12.16

マネージャーの極意第8回

仕事ができない部下ほど、私生活を聞き出す必要がある

著者 八木 昌実

 年末から年初にかけて、マネジャーは下期の振り返りや来期の目標について、部下と面談をする機会が増えます。

 面談ではつい、仕事の話にばかり終始してしまいがちですが、プルデンシャル生命保険で支社長などを歴任した八木昌実氏は、「成績が悪い部下ほど、私生活の話を聞き出す必要がある」と指摘します。なぜなら、私生活の悩みやトラブルが、仕事のパフォーマンス悪化につながっている可能性が高いからです。

 仕事に集中できない要因を突き止め、部下とともに解決するコツを、数多くのトップ営業マンを輩出してきた八木氏が語ります。

成績悪化の主な原因は、プライベートの悩みである

 私がプルデンシャル生命でマネジメントをしていた頃、年に4回は必ず、部下と1対1のパフォーマンスレビューを行っていました。私の場合、レビューでは家族のことなどプライベートの話も聞くようにしていました。仕事と私生活は、切り離せない関係にあるからです。

 数多くのレビューを行うなかで、気づいたことがあります。それは、「仕事の成績がいい人ほど業務のことを積極的に話し、パフォーマンスが低い人ほどプライベートの話が長い」ということです。

 全体的な傾向として、仕事がうまくいっている人には、私生活の問題もスムーズに解決する力があります。一方、パフォーマンスが出ていない人は、ほとんどが職場の人間関係を含め、プライベートの悩みを抱えています。私生活が気になって、100%仕事に打ち込むことができないのです。

 マネジャーのなかには、「プライベートと仕事は分けて考えるべき」という人がいます。しかし、仕事に悪影響を及ぼしているとなれば、上司としても手を打つ必要があるというのが私の考えです。

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