応援されるマネジャーには4つの共通項があります。
・部下の気持ちが分かる
・相手に合わせられる
・空気が読める
・相手の気持ちを高められる
わかりやすく言えば、「目線が部下に向いている」のです。こんなマネジャーほど、部下を味方にし、やる気を高めることができます。
マネジャーがどこを向いて仕事しているのかを知るには、朝のミーティングで発言する内容を観察するのが一番です。
ダメなマネジャーは、こんな話をします。
「支社長からも指摘があったが、見込み客リストの提出はどうなっている?」
「先週の結果は散々じゃないか。もっと電話をかけて、アポイントを取らないとダメだぞ」
一方、応援されるマネジャーはこんな感じです。
「先週は○○さんがとても頑張ってくれました。××というトークで成功したそうです」
「週末、友人からこんな話を聞きました。これは商談の場でも活かせる話だと思います」
どちらのマネジャーが支持されるでしょうか。言うまでもなく後者です。前者は「上から言われたから」「俺が困るから」という空気を漂わせています。矢印が部下ではなく、上司や自分に向いているのです。応援されるマネジャーは、矢印が必ず部下の方向を向いています。だからこそ、部下は上司を支えようと発奮し、実力以上の力を発揮するのです。