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DXの潮流、CDOの挑戦
2020.10.02

エバンジェリストが解説「5分でわかるITトレンド」第8回

データからビジネスを生む「データイネーブルメント」とは

著者 Bizコンパス編集部

 デジタルによってビジネスに新たな価値をもたらすDX(デジタルトランスフォーメーション)において、データの活用が不可欠です。

 しかし、「データの標準化ができていない」「部門間でデータが連携されていない」「データ活用の社内意識が低い」といったことが理由で、データのビジネス活用が進まない企業は少なくありません。

 このような状況に対して、NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)エバンジェリスト林雅之氏は、「企業がデータを活用して新たなビジネスを生み出すために大切なのは『データイネーブルメント』の発想」だと話します。

 「データイネーブルメント」とはどのような考え方なのでしょうか?そして企業はどのようにそれに取り組んでいけばよいのでしょうか?林氏に聞きます。

自社のDX推進における課題について、次ページより簡易アンケートが表示されます。最も多かった回答についてエバンジェリスト林氏の解説記事を後日掲載します。ぜひご協力ください(全1問)

データを活用できなければ、DXは絶対に進まない

 新型コロナウイルス(COVID-19)が、ビジネスシーンに与えた影響のひとつは、テレワークやオンライン会議、オンラインセミナーなど「ビジネスでのデジタル活用」が世の中に広く浸透したことでしょう。

 帝国データバンクが公表した「新型コロナウイルス感染症に対する企業の意識調査」(2020年9月)によると、「コロナウイルスを契機にデジタル施策に取り組んでいる」と回答した企業は75.5%となっています。ビジネスのデジタルフォーメーション(DX)はもはや避けて通れず、企業の生き残りを左右する取り組みとなっています。

 このようなビジネスの状況において林氏は、これからの企業は「変化への柔軟性」が競争力になると言います。

NTTコミュニケーションズ株式会社
エバンジェリスト 林雅之

NTT Comデータプラットフォームサービス部にて広報、マーケティング等を担当。国際大学GLOCOM客員研究員。総務省 AIネットワーク社会推進会議 構成員(2016-2018)。経済産業省 データ流通及びデータプラットフォームのグローバル化に関する研究会 招聘委員(2018)。一般社団法人クラウド利用促進機構 総合アドバイザーなども務め、クラウドを中心にDXの推進に寄与する活動に積極的に取り組んでいる。主な著書は『イラスト図解式この一冊で全部わかるクラウドの基本』(SBクリエイティブ)、『スマートマシン 機械が考える時代』(洋泉社)など。企業が「With/Afterコロナ」で検討すべきIT投資とは?など、Bizコンパスへの定期的な寄稿も行っている。

 「コロナ禍によって多くの企業が、事業継続を脅かす危機は突然訪れること、そしてそれは今後いつでも起こりえることを実感したはずです。このような不確実性の高い世界では、環境の変化に素早く対応できる経営方針や組織作りが不可欠となります。

 より具体的には、企業競争力の要素が、これまでの「オペレーション」「管理」「ガバナンス」から、「感知」「捕捉」「変容」にあると視点を変えるべきでしょう。社会やビジネス環境の変化に対して、経営資産や資源などを柔軟に再構成して競争優位を持続していくことを『ダイナミック・ケイパビリティ』と呼びますが、これがWith/Afterコロナにおける企業の競争力の源泉となるのは間違いありません」

 そして、企業のダイナミック・ケイパビリティを強化するのがDXへの取り組みだと林氏は言います。

 「ビジネスにおけるデジタル活用では、たとえば、AIでの予測や予知、3D設計やシミュレーションによる製品開発の高速化、変種変量生産や柔軟な工程変更といったことが挙げられますが、これらはすべてビジネス資産としての『データの活用』が土台となります。逆に言えば、データを活用できなければDXは絶対に進みません」

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