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「2025年の崖」ではシステムの選び方が成否を分ける
2020.05.01

エバンジェリストが解説「5分でわかるITトレンド」第4回

「2025年の崖」ではシステムの選び方が成否を分ける

著者 林 雅之

 新型コロナウイルスの影響により、企業業績の下方修正が相次いでいます。しかし、こういった時期だからこそ、新たなビジネス創造の“ドライバー”となるDXの価値が問われることになります。

 DX推進の足かせとなるのが、経産省が「2025年の崖」として警鐘を鳴らす、老朽化・ブラックボックス化したレガシーシステムへの対応です。このミッションクリティカルなプロジェクトに、ユーザー企業はどのような手立てで取り組めばよいのでしょうか。

 その具体的なアクションプランをお伝えしてきた本連載。第1回 では「2025年の崖とは何か」、第2回 では「DX実現シナリオ」、第3回 では「アクション支援ツール」について整理しました。このテーマとして最終回となる第4回では、「2025年の崖」への対応で不可欠となる「ポストオンプレミスでのシステム選択」と「最適なデータ活用」について解説します。

レガシーシステムを刷新すると、なぜDXが進むのか

 レガシーシステム刷新にはいくつかの「考え方」があります。そのひとつが「リフト&シフト」です。これは、既存のシステムに変更を加えることなくクラウドに移行(Lift)し、システムをクラウドに最適な環境に変更(Shift)していくことで、「ポストオンプレミス」のシステム構築を目指すものです。

 その他にも、システム刷新にあわせてアーキテクチャそのものを刷新する「リアーキテクチャ」やシステムの縮小や廃止を断行する「断捨離」という選択肢もあります。

 いずれにせよ、これらの目的はDX推進のための「バリュー・アップ予算」の獲得です。レガシーシステムの刷新によって、老朽化・ブラックボックス化したシステム運用のための業務が効率化され、運用コストである「ラン・ザ・ビジネス予算」を減らすことができます。それによって、DX推進の「バリュー・アップ予算」の比率をあげていくリソースシフトを行うことができるのです。

 「バリュー・アップ予算」によるDX投資を加速させることで、ビジネスへの新たな付加価値創出やイノベーションなどの機会を増やせるようになります。これがDX推進のためにレガシーシステム刷新が必要な理由です。

レガシーシステムへの対応はDX 推進へのリソースシフトにつながる

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