NTTコミュニケーションズ

Bizコンパス

DXの潮流、CDOの挑戦
2020.12.02

エバンジェリストが解説「5分でわかるITトレンド」第11回

「DX人材」に必要なキャリアとスキルとは?エバンジェリストが解説

著者 Bizコンパス編集部

自社だけでDXは進まない、パートナーシップをどう築くか

 社内のDX人材によって考え出されたビジネスアイデアを、システム開発でどう実現するかについて、林氏は「内製と外部パートナーに任せる部分を切り分けること」を勧めます。

 「DXに関わるシステム開発は、内製化率をできるだけ高めていくほうが良いと考えています。テクノロジーそのものは今後自動化が進み、内製による開発のハードルは下がっていくでしょう。DXに関わるシステムについては思い切って内製化に取り組み、それによってスピーディに自社のニーズに即したDXの推進が可能になれば、競合に対するアドバンテージにもつながります。

 とはいえ、すべてを自社で対応するのは得策ではありません。ビジネス上の競争力につながらないハードウェアやクラウド、あるいはデータレイクなどデータを蓄積するための基盤構築や運用保守は外部に任せ、社内ではDXビジネスを実現するロジック開発やデータの分析など、戦略的な部分に注力するのが理想的です」

 林氏はさらに、イノベイティブなサービスや商品を作り出していくためには、さまざまな立場の人間がアイデアを持ち寄ることも必要といいます。DXにおける協業パートナーとの関わり方についてのポイントを次のように述べます。

 「漠然と『一緒に何かをしましょう』ではなく、しっかりお互いのビジネスにまで踏み込み、パートナーシップを有効なものにしていく意識が重要になります。

 たとえば、私が所属するNTT Comでの取り組みでは、パートナーと週に1度といった短いスパンでミーティングをするなどでコミュニケーションを図り、新たなサービスを生み出したり、それを売るための仕掛けをKPI設定とともに一緒に検討をしています。お互いのサービスの理解を深めるための研修を受けたり、資格を取得することもあります」

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