偽アプリと似たものに、本物のサイトそっくりに装った偽物のサイト「偽サイト」もあります。フィッシングサイトとも呼ばれ、偽アプリ同様ユーザーの情報を盗んだり、偽アプリをインストールするように誘導します。
偽サイトの事例としては、銀行のインターネットバンキングのIDやパスワードを盗み取り不正送金する偽サイトの事例があります。警察庁によれば、2019年9月から特に偽サイトの被害が急増しており、偽サイトながらも、正規サイトと誤認するような精巧な作りになっているといいます。
他には、代金をだまし取ったり、偽ブランド品などの粗悪品を送付してくる偽ショッピングサイト、ウイルス感染の警告画面を装い、セキュリティソフトの偽アプリをインストールさせようとする偽サイトの事例もあります。
さらに、偽アプリの中で偽サイトを表示するケースや、ユーザーが安心して利用しやすいよう2段階認証を表示する偽サイトもあり、手口はますます巧妙になっています。