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トヨタもアップルも本社を移転、「テキサス州」の魅力とは
2020.02.17

海外の最新IT事情第2回

トヨタもアップルも本社を移転、「テキサス州」の魅力とは

著者 田中 靖子

 米国テキサス州に、大企業が続々と移転しています。2017年にはトヨタ自動車が本社をカリフォルニア州から移転し、2018年には世界的ITのアップル社が10億ドル(約1,100億円)を投資して、新社屋をテキサス州に建設することを発表しました。アップル社は既に東京ドーム11.5個分の敷地を確保しており、2022年までの完成を目指しています。

 日系企業の進出も相次いでいます。2016年には三菱重工、パナソニック、クボタ(建機製造部門)が、2017年にはダイキン工業が、テキサス州に拠点を移しました。

 以前は、アメリカでの企業の本拠地としてはシリコンバレーが名声を誇っていました。しかし、近年カリフォルニア州からテキサス州に移転する企業が後を絶ちません。なぜ、大企業が次々とテキサス州に惹きつけられるのでしょうか?

 テキサス州在住の筆者が、その魅力を解説します。

なぜテキサス州に大企業が進出するのか?

 テキサス州は、アメリカ中南部に位置しており、南部はメキシコとの国境に接しています。アメリカ本土の州として最大の面積を誇り、その面積(約68万km²)は日本(約38万km²)の約2倍に及びます。

 ブッシュ元大統領や陸上選手のマイケル・ジョンソン、缶コーヒーBOSSのCMでお馴染みの俳優トミー・リー・ジョーンズの出身地であり、多彩な人材を輩出する地として知られています。ダルビッシュ有選手がかつて所属していたテキサス・レンジャーズの本拠地であり、観光地として人気のNASA宇宙センターがあるため、日本からも数多くの旅行客が訪れています。

 それでは、なぜテキサス州に大起業の進出が続いているのでしょうか?

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