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結果を出す人は、逆境への向き合い方が違う
2020.03.12

今すぐできる組織の改善第91回

結果を出す人は、逆境への向き合い方が違う

著者 古川 武士

習慣7.試行錯誤と工夫を惜しまない

 オリックスのシニアチェアマンである宮内義彦氏は、小さなベンチャー企業として立ち上げた同社を、2兆8000億円を超える巨大金融グループに育て上げました。彼は、かつて失敗について質問された際、次のように答えています。

「企業は新しいことに挑戦しなければ成長しない。しかし、新規事業の成功する確率はイチローの打率よりも低い。経営で大切なことは、全体の7割にわたる失敗をなるべく早く見極めることだ。そして残りの3割を、いかにリソースを投入して成功へと導くかによる」

 私はこの言葉を、「多くの試みと見極めこそが重要」と解釈しました。結局、ヒットは3割しか打てないのだから、個別の事業に必要以上にこだわらない。バットに当たらないと悩む前に、数を多く打席に立つ。これこそ、1つの本質ではないかと思います。イチローでさえ4割は打てないのだから、まずは数多くの打席に立つ。そして、重要なことは、失敗を素早く見極めることです。この飽くなき繰り返しこそが、卓越者の持つ1つの特徴ではないかと、私なりに分析します。

 もちろん、これらは私の解釈や推論でしかありません。同じエピソードでも、人によっては別の教訓を導き出すかもしれません。

 しかし、最も大切なことは、何かを成し遂げるための糧となる考え方を導き出すこと。むやみに科学的な正論ではありません。尊敬する人のエピソードをじっくり観察し、そこから教訓を得る。そして、それを自らに当てはめることにより、成果へと生かしていくことが重要です。

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