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結果を出す人は、逆境への向き合い方が違う
2020.03.12

今すぐできる組織の改善第91回

結果を出す人は、逆境への向き合い方が違う

著者 古川 武士

習慣6.逆境を糧として進化する

 1972年のキャロル結成以来、今なお活躍するロックシンガーが、矢沢永吉氏です。浮き沈みの激しい芸能の世界において48年間にも活躍し続けるというのは、尋常なことではありません。

 ある時、彼はオーストラリアのゴールドコーストに音楽学校・スタジオを作りたいと考え、プロジェクトとして信頼する部下に一任します。しかし、1998年に詐欺・横領が発覚し、被害総額35億円の借金を抱えました。当時、オーストラリア史上2番目に被害総額の大きな詐欺事件だったそうです。信頼が損なわれ、打ちのめされるあまり、毎日酒に溺れたといいます。

自己破産も選択肢に上がる中、矢沢さんは毅然として完済を決意します。ライブ活動に加えて、CMや映画などにも進出。お茶の間への露出を増やしながら、数年かけて完済しました。これに関して、彼は次のように語っています。

「僕は皆さんに言いたいね。リストラされても、借金を背負っても、それは役だと思え。苦しいけど死んだら終わり。だから、本気でその役を生き切れ。つまり視点を変えれば、気持ちが切り変わるってことなんだ」

 スケールのいささか大きすぎる話ではありますが、借金返済のために活動範囲を広げたことが、その後の活躍の起爆剤になったことに、ここでは注目すべきでしょう。卓越した結果を出し続ける人は、「災い転じて福となす」を信じているのです。つまり、逆境への向き合い方に、大きな違いがあります。

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