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卓越した結果を生み出した人の習慣とは
2020.02.18

今すぐできる組織の改善第90回

卓越した結果を生み出した人の習慣とは

著者 古川 武士

習慣2.目先の損得を超えた偉大なるものを追い求める

 1998年、大相撲力士の若乃花は、小柄な身体ながら66代横綱に上り詰めました。もちろん弟の貴乃花も素晴らしい横綱であったことはご承知の通りです。しかし、ここでは目先の損得を超えて偉大なるものを追い求めた若乃花のエピソードについて紹介したいと思います。

 1999年の9月場所、若乃花は怪我にもかかわらず場所を休むことなく、結果7勝8敗と負け越しました。横綱の負け越しなどもってのほかと、各方面からバッシングを受けました。

 しかしながら、手負いながらも負け越しを恐れず、場所を勤め上げたことこそが偉大な行為と呼べるものです。普通、2敗、3敗と負けが込んだ横綱は、怪我を理由に休場します。若乃花も休場によって、負け越しという不名誉を避けることはできました。ところがそれでもなお、相撲を取り続けました。

 それはなぜか? 理由は偉大なる父と叔父(初代若乃花)を手本とする相撲道に準じたからに相違ありません。目先の損得を超えて、偉大な手本に従ったのです。負け越しというリスクを抱えながらも、あえて千秋楽まで相撲を取り続けた理由はそこにあります。

 結果に関しては、誰しも良し悪しがあります。その浮き沈みに一喜一憂することなく、「偉大なるもの」を目指す若乃花の姿に、私は心を打たれたのでした。

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