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自分を変えたいなら、周囲の環境を変えよう!故事から学ぶ良い習慣のヒント
2020.01.24

今すぐできる組織の改善第89回

自分を変えたいなら、周囲の環境を変えよう!故事から学ぶ良い習慣のヒント

著者 古川 武士

自分を変えたいのならば、周囲の環境を変えよ

 さて、ここまでは自分で小さなことを積み重ねることによって、良い習慣を身につけることが大切であるということを確認してきました。 ところが習慣というものは、個人の努力だけによるものでもありません。そこには環境が強く影響を及ぼして、形作られていきます。 環境の大切さを知るために、次の2つの故事を見ていきます。

  「朱に交われば赤くなる」(人は関わる相手によって、良くも悪くもなる)

 私は新入社員の研修をよく行っていますが、入社から1年も経てば、どっぷりと社風に浸かって、環境に慣れ始めます。商社、広告代理店、メーカーのエンジニアなど、業種や職種に即した話しぶりや態度を身につけます。同時に滲み出るオーラも、1年前とは随分と変わってきます。来る日も来る日も先輩や上司と職場で過ごすことによって、彼らと同じような思考の元で行動するようになっていきます。さらに酒席などを共にしながら、さらに朱に交わり、赤くなっていくのです。

 人間の行動・思考習慣は、環境や周りの人から強く影響を受けて、作られていきます。しかし、決して良いことばかりではなく、悪い面からも影響を受けてしまうことになります。もう1つの故事を見ていきましょう。

  「類は友を呼ぶ」(気の合う者や似通った者同士は、自然に寄り集まって仲間を作る)

 学生時代の友人たちを思い出してください。 “不思議な引力”により、似たもの同士が集まるものです。体育会系のノリのいいタイプ、文化系で大人しいタイプ、ちょっと悪ぶった不良グループなど、あの頃は似た者同士が強力に引きつけあっていました。

 付き合う人や環境から強く影響を受けることによって、自分というものは形作られます。一方で、似た者同士は、自然に集まりあうという法則があるのです。だからこそ、自分を変えたいと思った場合には、付き合う人や環境を自分で選択することによって、変えていくことが大切なのです。

 今回は、小さな積み重ねや習慣の大切さを、名言から紐解きながら紹介しました。自分自身と周囲の環境は、まさに鶏と卵の関係です。“今年は生き方を変える!”と考えている人は、まずは周囲の環境をどう変えるかを考えることが、良いきっかけになるかもしれません。

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