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「効率」「成果」も大事だけど、「豊かさ」を忘れてはいけない
2019.12.23

今すぐできる組織の改善第88回

「効率」「成果」も大事だけど、「豊かさ」を忘れてはいけない

著者 古川 武士

 雑誌『THE21』(PHP研究所)の2019年12月号に、星野リゾートの星野佳路社長のインタビューが掲載されていました(ちなみに、私の記事も載っています)。

 星野社長は、年間で60日近くもスキーを楽しむそうです。その時間を最優先で確保するといいます。その理由は、自分が死ぬときに後悔することは何かと自らに問うたところ、「もっとスキーをやっておけばよかった」という声が聞こえたからだそうです。

 つまり、効率や成果の追求ではなく、「幸せ」の追求から生まれた時間の活用例です。成果や効率を求めるのであれば「仕事」を選択しても良さそうなところです。しかし、そういう発想ではないのでしょう。

 時間管理、時間活用というのは、ビジネスパーソンにとって普遍的なテーマです。たとえば、以下の3つのフレーズも、時間活用術(以下、時間術)に当てはまります。

【1】時間を無駄にせず、効率よく
【2】成果に直結する本当に大切な20%の部分に集中せよ
【3】時間の使い方は命の使い方であると心得よ

 いずれも大切なことです。しかし、時間術として考えると、この3つは、それぞれがまったく異なる次元で語られています。それぞれについて考えることは重要ですが、区別して捉えないといけません。

 今回は、上記の【1】【2】【3】の時間術を、それぞれ「時間術1.0」「時間術2.0」「時間術3.0」という3つの次元(パラダイム)に分けて解説します。

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