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不動産テックカオスマップ最新版発表–注目キーワード「オフィス」「シェアリング」のこれから
2020.06.29

IT&ビジネス最新ニュース第29回

不動産テックカオスマップ最新版発表–注目キーワード「オフィス」「シェアリング」のこれから

アフターコロナにおけるオフィスのあり方

 第6版の作成については「第5版作成時よりも、減っている数は少ない。傾向としてはコストが重い分野は撤退の決断をきちんとしているなという印象。増えたと感じるのは業務支援系。客付けなのか内見対応なのか、詳細に分けてもいいかもしれない」(浅海氏)と感想を述べた。

 第1版から作成に携わる川戸氏は「純粋に数が増えたというのが感想。一つの傾向としては、ブラウザやスマホで完結する以外のサービスが増えたと最近感じる」とした。

 今後の注目カテゴリやサービスについては、浅海氏は「オンライン化と非対面化。もともとあったサービスが加速するだろうと期待する」とコメント。川戸氏は「強いてあげるとスペースシェア。海外の事例を調べていて面白いと思ったのが、米国で電気自動車向けの電気ステーションを、戸建てに設置できるというもの。シェアリングサービスは今後も伸びる」と紹介する。

 赤木氏は「新型コロナウイルス感染拡大を受けて、非接触型のオフィスは今後増えていくと言われている。また違う切り口のサービスも出てくるかもしれない。入退出管理では顔認証タイプに注目が集まりそう」とし、川戸氏も「オフィスのIoTは、センサーで取得したデータに基づいて、部署間のコミュニケーションが足りないなど、働き方を分析するデータとしての活用も増えていくと思う」とした。

 また、アフターコロナについては「基本的にテレワークが進み、オフィスはいらないという意見が出てくると思うが、対面に勝るものはない。対面も必要だし、ウェブミーティングなどが便利な面もある。ハイブリッドに使わなければいけなくなるだろう」(赤木氏)と、今後の仕事のやり方について言及した。

 浅海氏は「対面での接触が戻ってきつつあるが、オンラインでのやり取りもあり、以前と同じようにはいかない。オンラインと対面とでは温度感が違う。成約率については課題があるかもしれない。ただ、これはECの始まりのころと一緒で、ECも人に会って直接話しをしなければ売れないと言われていた。オンラインでもどれだけ成約できるのかが勝負になる。これについては誰も正解を持っていないと思う」と営業面についてコメント。

 川戸氏は「職住近接という言葉があったが、『HafH』『ADDress』のようなサービスが登場し、アドレスホッパーのような暮らしが長い目で見ると増えていくだろう。価値観が潜在的に変わってきている。会社に行かなくても仕事ができるということを改めて問いただす人がたくさんいるだろう。米国では住居とオフィスを一体化したスペースも流行っている。これもコロナ前に比べ増えると思う」とした。

※この記事はCNET Japanから配信されています。

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