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話題の音声SNS「Clubhouse」はなぜ人々の心を掴むのか–考えられる3つの理由
2021.02.09

IT&ビジネス最新ニュース第108回

話題の音声SNS「Clubhouse」はなぜ人々の心を掴むのか–考えられる3つの理由

【理由その2】コロナ禍で失われた“雑談”への飢え

 筆者も実際に使ってみたところ、音声品質が良いことに驚いた。参加者が自由に発言しても、音声が途切れることや遅延することがほとんどない。ある外国人が開催していたroomに参加したところ、アコースティックギターとボーカル複数人でのセッションが行われていたが、遅延によるリズムのずれはなかった。手を叩く仕草の代わりにマイクボタンを点滅させるなど、独自のカルチャーも生まれているようだ。

 国内のroomにもいくつか参加したが、まだ誰もが手探り状態で、Clubhouseの使い方についてレクチャーし合っている段階だ。知り合いの雑談をながら聴きをしていたら突然Speakerに指名されて登壇することもあったが、そんなハプニングも楽しい。また、テキストでのやり取りしかしていなかった人と初めて会話をする機会も得た。芸能人が突然roomを開き、大人気となったケースもあった。

 Clubhouseは、人々がコロナ禍で失った「雑談」をネットで実現している。空いている時間にroomを開き、参加したい人が特にテーマも持たず会話をする。人々は入れ替わり、終了時間も決められていない。Clubhouseがバズっている理由の2つ目は、雑談に飢えた人達の心を掴んだことだろう。

 楽しさの一方で、何度も来る通知を誤ってタップしてしまい、人数の少ないroomから退出しづらくなる体験もした。TwitterなどのSNSは、自分の空いた時間に投稿を眺め、自分のタイミングで止められる。誰に気遣う必要もない。しかしClubhouseでは、お互いの時間を共有しなければならない。夢中になってしまうと、時間をあっという間に消費する。深夜にroomが開かれることが増えてきているが、その傾向は続きそうだ。

※この記事はCNET Japanから配信されています。

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