DXの潮流、CDOの挑戦
2019.12.11
アフラック生命保険
生命保険事業の特性を活かしたDX推進とは
アフラック生命保険株式会社 上席常務執行役員 チーフ・インフォメーション・オフィサー 二見 通 氏
AI活用とエコシステム形成がイノベーションを生む
さまざまなパートナーとシームレスにつながりオープンイノベーションでDXを進めるには、データ/システムを繋ぐAPIとネットワークが重要になると、二見氏は指摘します。
「多くのパートナーと連携するには、瞬時につなげられる柔軟性、高速性、アジリティを備えたセキュアなネットワークが欠かせません。特にセキュリティは重要なファクターです。インターネットに接続されることを前提とするDXのシステムは、常にセキュリティの脅威にさらされているといっても過言ではありません。また、API基盤の構築も重要です。各ステークホルダーとはAPIを通じて柔軟かつスピーディーに接続されなくてはなりません」
最後に、アフラック生命保険が進める今後のDXの展望を語っていただきました。
「キーワードはAIの活用です。保険の引き受け査定や保険金支払いの判断に多くの保険会社がAIの活用を考え、または導入していると思いますが、それはそれでとても有効な利用方法だと思います。しかし、当社ではさらに営業活動への応用、お客様サービスの拡充、先ほどお話したマニュアルの改善など、あらゆる部分でAIを活用していきたいと思っています。
エコシステムの形成も重要です。ただし、参加するすべてのプレーヤーがWin-Winになり、かつ、それぞれのお客様にベネフィットを与える、そういうエコシステムでなければ価値がないと思っています。価値のないサービス(機能)はお客様も使ってくれません。お客様中心のサービスを実現するエコシステムをつくり、そこからイノベーションを生み出せば、当社のブランドプロミスである「『生きる』を創る。」を実現できるはずです。それこそがDXの価値ではないかと思っています。むしろ、そこを追求せず過去の成功にしがみついていたら、会社は衰退の一途をたどってしまうのではないでしょうか」と二見氏は、今後の展望と危機感について話してくれました。
※掲載されている内容および肩書は2019年10月の取材時点のものです。
※掲載されているサービスの名称、内容及び条件は、改善などのために予告なく変更することがあります。