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Bizコンパス

DXの潮流、CDOの挑戦
2021.07.16

ニューノーマル時代にビジネスはどう変わるのか第30回

企業にCDOが求められる3つの理由

著者 三谷 慶一郎

CDOを導入する理由2:ワンショットではなく継続的な取り組みを行うため

 「新規ビジネスの検討なら、プロジェクトを立ち上げればそれで済むのではないか」という声を聞くこともあります。しかし、変化が激しく先が読めないこれからの経営環境を乗り切っていくためには、一度きりではなく連続して新しいサービスを生み続けていかなければなりません。そのためには、一部の個人の資質に頼るのではなく、新しいサービスを継続的に創り出すための仕組みを企業内に実装することが不可欠になります。

 まず、企業全体としては、「課題発見→解決方策検討→新サービス創出」という流れを、複数かつ同時多発的に起こし続ける仕組みが必要です。実際に新サービスが成功するまでの歩留まりも考慮した上で、企業全体として当たりを出すために「サイコロをできるだけたくさんふる仕組み」を作りあげるわけです。

 また、ひとつひとつのサービスに対しては、「サービス提供→顧客反応のモニタリング→サービスのリファイン」という試行錯誤を絶やさない仕組みが必要になります。不確実性の高いマーケットにおいては、よりよいサービスを目指して少しずつ修正していくようなアプローチが有効になります。

 企業内においてこのような仕組みを公式に作りあげるためには、現場だけではなく経営層の関与が必須になります。さらに言えば、これらの仕組みを回していくスピードを加速できるかどうかがビジネスの成否を分けることになるでしょう。いずれをも実現させるためには、経営としての意思決定能力を持つCDOが必要になります。

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