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AI企業のCEOが語る「AIの精度が低くても、ビジネスシーンでは意外と使える」
2021.05.27

ニューノーマル時代にビジネスはどう変わるのか第29回

AI企業のCEOが語る「AIの精度が低くても、ビジネスシーンでは意外と使える」

著者 Bizコンパス編集部

AIは仮説を立てられない

 平野氏は最後に、AIの医療分野の活用例として、がん検診での使用についても言及しました。

 「がん検診では超音波診断装置が必要になりますが、非常に高価なため貧困国の病院ではなかなか導入できません。しかし、バタフライ・ネットワークという会社は、携帯可能な小型の超音波診断装置をわずか2,000ドルで開発しました。この装置をスマートフォンに接続して使うことで、がん検診を可能にしています。

 装置があっても、その結果を読み取れなければがん検診はできませんが、そこで使われるのがAIです。人間の身体にデバイスを当てたとき、AIが“もしかするとここにがんがあるかもしれません”などとアドバイスすることにより、医療について高度な教育を受けていない人でも診断を可能にしています」

 このようにAIは幅広い領域ですでに使われ始めていますが、一方でAIにはできない作業もあると平野氏は指摘します。具体的にはクリエイティビティやイノベーションの創出、例外処理が多いマネジメント業務、ホスピタリティに関する領域を挙げました。

 「たとえば、“顔色が悪いから風邪ではないか”と考え、適切な対処を行うといったような、自分で仮説を立てて推論を導出し、実際に検証するといった対応は、AIではできない分野です。今後は、こういったAIが介入できない領域に、人の価値が集中するようになるのではないかと考えています」

 人間に能力の違いや向き・不向きがあるように、AIにも精度の違いや向き・不向きがあります。ビジネスでAIを使いこなすのであれば、AIを適材適所で使用するという見極めが必要だといえるでしょう。

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