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ビジネスリーダーは、DXサービスを「完成品」と見なす感覚を捨てるべし
2021.01.22

ニューノーマル時代にビジネスはどう変わるのか第16回

ビジネスリーダーは、DXサービスを「完成品」と見なす感覚を捨てるべし

著者 三谷 慶一郎

最初から最高のサービスは作れない

 ビジネスリーダーが新しいDXサービスを検討していく上で、ひとつ気を付けるべきポイントがあります。それは、「最初から最高のサービスは作れない」ということです。当たり前の話のように聞こえるかもしれませんがこれはとても重要です。

 成功しているDXサービスには、開始当初から今までずっと変化をし続け、機能を拡充し続けているものが多いです。(1)サービスを提供する→(2)サービスに対する顧客の反応を把握する→(3)顧客の反応に基づきサービスをアップデートする、といったループを高速かつ継続的に行うことこそがDXサービスの本質だとも言えます。(先に述べた「製造業はモノを売り渡したときにビジネスを完結する」ということと正反対ですね)。

 顧客の反応を捉えることが、IoTやビッグデータといったデジタル技術によって容易になったのも重要ですが、環境変化の激しいこの時代においては、ある瞬間の市場分析ではなく、日々の顧客の挙動を掌握し続けることが、成功への生命線だと言えます。

 ゲーム業界でも、昔のファミコンのような据え置き型ゲームの市場よりも、スマホゲームの市場の方が近年格段に大きくなっています。これもゲームカートリッジの内容を市場に出した時から変更できない据え置き型ゲームの制約と、顧客の反応をダイレクトに捉えられ、必要に応じてサービス内容をアップデートできるというスマホゲームの自由度の違いが大きく影響していると考えるべきでしょう(最近では据え置き型ゲームにも、リリース後にアップデートできる機能が付加されているものが増えています)。

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