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世界的IT企業が集う街・シアトルの在宅勤務とは
2020.06.03

テレワーク導入の“壁”を解決第7回

世界的IT企業が集う街・シアトルの在宅勤務とは

著者 ハントシンガー 典子

シアトルのビジネスパーソンが在宅勤務で使うツールとは

 シアトルのビジネスパーソンは、在宅勤務で使用するPCにも工夫を凝らし、快適に仕事の時間を過ごせるための努力をしている人が多い。ここで、彼らがPCに取り入れているさまざまな工夫を紹介してみよう。

 日本では、ダイニングテーブルにノートPCを置いて在宅勤務をしている人もいるかもしれないが、シアトルではPCデスクとオフィスチェアで仕事をするケースが多いようだ。ノートPC用のスタンド、2台目のモニターも用意し、自宅をよりオフィス勤務に近づける人もいる。こうすれば、肩こりを防げるうえ、作業効率は格段に向上する。机が小さく、モニターを2台も置けない場合は、セカンドスクリーンとしてタブレットを活用することもできる。

 アプリとしては、SkypeやTeams、Google Hangouts、Zoomなどのビデオ会議機能が社内のコミュニケーションツールとしてよく使われている。Dropboxなどクラウドサービスの利用も一般的だ。これらのツールは日本も同様だろう。

 このコロナ禍で最近よく見かけるようになったのが、「Loom」である。これは、デスクトップ画面を撮影して動画が作れるクラウドアプリで、ブラウザのGoogle Chromeの拡張機能で追加できるので、初心者でも導入しやすい。ウェブカメラがあれば、自分を同時に撮影して、動画にワイプとして組み込むことも可能。

 Loomを使うことで、これまでクライアントとの商談でノートPCを持ち込み、一緒に画面を見ながら説明していたのと同じように、オンラインでプレゼンができる。単なる資料作成に終わらず、これならユーモアあるコメントで個性を出せそうだ。

 ほかにも、同じく拡張機能である「Custom Cursor for Chrome」というカスタムカーソルを使うという人もいる。動物や季節のイラストから、人気ゲーム、アニメ、キャラクターまで、カーソルのデザインが豊富にそろう。日替わりで変更すれば、いい気分転換になるはずだ。

 新型コロナウイルスの影響で、世界中の多くの人が在宅勤務をしているが、自宅でストレスを感じながら働くよりも、自宅で気分良く働いた方が、成果は出るだろう。その観点でも、シアトルは世界の一歩先を進んでいるといえるかもしれない。

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