ここまで紹介してきたセキュアドPCですが、NTT Comではこの取り組みで得た知見をもとにお客さま企業に展開する体制も整えているといいます。
セキュアドPCは社内を良くしようとして始めたプロジェクトでしたが、働き方改革を進めている企業や、シンクライアントを導入している企業、Windows10化を検討している企業から「非常に良いソリューション」という声がありました。そのためこの9月からは、企業それぞれの環境に合わせて、セキュアドPCのノウハウを展開するソリューション「モバイルワークスペースソリューション」をスタートしています。
これまでは働き方改革を実現するために、セキュリティレベルを高め、利便性や自由度を抑えるという、従業員に不便を強いる仕組みになっていました。しかし、セキュアドPCによって、セキュリティレベルを維持しながらも、社外でも社内にいる時と同じように仕事ができる環境が整えられます。
さらに、今回取り上げたセキュアドPCをさらに進化することで、働き方改革をもう一歩進めた“真の働き方改革”も可能になります。
使いやすさの面でいえば、インターネットゲートウェイの負荷を減らすために通信をローカルブレークアウト(※)したり、複数のクラウドサービスへの「シングルサインオン」の導入が挙げられます。セキュリティ面でいえば、モバイルネットワーク時でもインターネットアクセスのセキュリティレベルを担保するために、クラウド型のセキュリティサービスを採用する、といったことも可能です。
※ 特定クラウドサービスへの通信に限って、直接のインターネットアクセスを許可すること
構成イメージ

テレワークを始めたものの従業員から不満の声があがっている企業や、そもそもセキュリティ面や利便性の面から自宅・外出先のPC利用を許可していない企業は、セキュアドPCという新たな選択肢を用いることで、一般的な働き方改革よりも、さらに効果的な働き方改革を目指してみてはいかがでしょうか。
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※掲載されているサービスの名称、内容及び条件は、改善などのために予告なく変更することがあります。