AI翻訳プラットフォームソリューションの最大の強みは、翻訳エンジンであるCOTOHA Translator TMによる翻訳精度です。事前に実施した翻訳の専門家による精度評価実験(日本語と英語のサンプル文章を400字詰め原稿用紙約25枚分用意し、日→英、英→日の翻訳を実施)では、5段階評価で平均4.0を達成。インターネット翻訳サービス(平均3.7)を上回る結果が出ています。また、人間による翻訳との比較でも、TOEIC900点レベルの被験者と同等の平均点を獲得。さらに人間が平均7時間を要した翻訳を約2分以内で完了させるという、精度とスピードを両立したパフォーマンスを見せています。
しかも、日本人の利用を前提にした膨大な文例の学習により、“日本びいき”の翻訳エンジンに仕上がっていることも大きな特長です。以下の翻訳比較にあるように、日本語ならではの慣用句などを正確に翻訳できる点はインターネット翻訳サービスとの大きな違いと言えます。さらに利用者は簡単な操作で辞書登録ができ、社内用語や専門用語の翻訳精度を高めていくことができます。営業部門や技術部門など利用者の職務によって異なる辞書の登録も可能です。
翻訳精度の比較

2つ目の特長として挙げられるのは「使い勝手の良さ」です。AI翻訳プラットフォームソリューションは、きわめてシンプルで、誰もが直感的に使えるユーザーインターフェイス設計になっています。ユーザーが利用できる翻訳機能は「テキスト翻訳」と「ファイル翻訳」の2つです。テキスト翻訳は、文字通り翻訳したいテキストデータを「原文」のスペースに直接記入するか、コピー&ペーストするだけで完了します。さらに翻訳した文章を原文に戻す逆翻訳も同時にできるため、翻訳精度の確認も容易です。
「テキスト翻訳」画面

そして、AI翻訳プラットフォームソリューションならではの便利な機能がファイル翻訳です。Microsoft Office (Word、Excel、PowerPoint)やPDF形式のドキュメントファイルをブラウザ上にドラッグ&ドロップするだけで翻訳を実行し、同じファイル形式、ほとんど変わらないレイアウトで翻訳結果を出力できます。一般的なインターネット翻訳サービスのような、手動でファイルを開いてテキストを画面にコピー&ペースト、翻訳結果を再び元のファイルにコピー&ペーストするという煩雑な手間が不要になり、作業時間が圧倒的に短縮できます。
導入により期待される効果

最後の特長は「導入のしやすさ」です。設備投資が不要なクラウドサービスのため1IDあたり月額8,000円(税別・最低10ID~)で利用できる点も大きなポイントと言えます。しっかり働いてくれる有能な翻訳アシスタントを10人も、しかも月給8,000円で雇用できると考えれば、かなり魅力的なサービスです。しかも人間の数十倍の速さで翻訳をこなすため、利用者は翻訳結果の確認と修正のみで済みます。これまで膨大な稼働がかかっていた社内での翻訳作業が劇的に短縮できることで、業績向上はもとより、働き方改革にも一役買ってくれそうです。
導入により期待される効果

現在「AI翻訳プラットフォームソリューション」では、日本語から英語、英語から日本語への翻訳に対応しています。今後、中国語をはじめとする多言語対応も予定しています。またNTTグループのセキュリティ技術、VPNなどのITソリューションと組み合わせた、よりセキュリティを強化したサービスメニューも登場する予定です。いまこそ、従来の翻訳プロセスを抜本的に見直すチャンスといえるかもしれません。
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