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ビジネス向けAI翻訳サービスで“働き方改革”を実現
2018.03.16

TOEIC900点レベルの高精度でファイルをまるごと翻訳

ビジネス向けAI翻訳サービスで“働き方改革”を実現

著者 Bizコンパス編集部

翻訳パッケージや翻訳委託を利用する際のジレンマ

 セキュリティの観点からインターネット翻訳サービスの利用を禁止する企業において、代替案となるのが翻訳パッケージの利用です。これは社内LANなどのクローズドなIT環境に導入して利用できるため、セキュアな状態で翻訳作業を行うことができます。比較的低コストに導入できる点も魅力ですが、ここで問題になってくるのが翻訳の精度です。

 翻訳パッケージは社内LANなどに接続されるPCでの利用が前提となるため、マシンパワーに限界があります。そのため大半の翻訳パッケージは人手によって構築された変換ルールを元に翻訳するシンプルな「ルールベース機械翻訳(RBMT)」の技術を採用しています。このため規則が存在する定型的な文章の翻訳精度は高い一方、規則性が存在しない文章の翻訳精度は低くなります。

 翻訳精度については、最新の翻訳エンジンを採用しているインターネット翻訳サービスの方が翻訳パッケージより格段に高くなります。翻訳パッケージはセキュリティが担保できるが、使い勝手が悪くなるというジレンマが生じてしまうのです。その結果、利用者である翻訳担当スタッフの稼働が増えるなどの事象が起こっています。

 もう1つの選択肢として考えられるのは、専門の翻訳会社への委託です。機密保持契約を結べばセキュリティは問題ありません。翻訳精度についても、安心できるでしょう。ここで問題となるのはスピードとコストです。たとえば社外に発表する広報資料や販売促進ツールといった、時間を掛けて作り上げるような翻訳には向いていますが、「午後の会議で使う社内資料の翻訳を午前中に仕上げたい」といったケースには不向きです。そもそも会議資料の翻訳を、すべて外部委託したら膨大なコストがかかります。翻訳会社への委託については、必要な状況にのみ利用するのがセオリーでしょう。

 インターネット翻訳サービスは「セキュリティ」、翻訳パッケージは「精度」、そして外部委託は「スピードとコスト」に課題があります。そのため翻訳パッケージと外部委託を状況によって使い分けるなどの対策をとることになりますが、社内外のグローバル化が進展する昨今、翻訳作業は日常業務となる中で、せっかく採用した英語に長けた社員が単なる翻訳要員として使われてしまう、社員が本来メインで取り組むべき営業活動や研究開発が、翻訳という付属にすぎない作業に時間を奪われるという矛盾をかかえる企業が増加しつつあります。そのような中、第4の選択肢となる新たな翻訳サービスが話題になっています。

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