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どうしてクラウドERPが「働き方改革」に有効なのか
2018.01.24

基幹システムで実現する働き方改革

どうしてクラウドERPが「働き方改革」に有効なのか

著者 Bizコンパス編集部

現場の声をすばやく反映できるDynamics 365

 Dynamics 365はERPとCRMの機能統合したパッケージであり、現場に近いシステムまでをフレキシブルにカバーできるという特長を持っています。当然、マイクロソフトが提供する各種プロダクトとも柔軟に連携することが可能であり、それにより業務の効率化や、働き方改革を果たすことが可能です。

 具体的な例として挙げられるのは、表計算ソフトであるExcelとの連携です。ERPに入力するデータを作成する際、多くの現場でExcelは使われているでしょう。ただし多くの場合、1度CSVなどでERP内のデータを書き出し、それをExcelで開いて編集し、その上で書き戻すといったフローで作業することを強いられているのが実情です。しかしDynamics 365であれば、Excelから直接ERP上のデータを参照・編集することが可能であり、オンラインのまま作業を完結することが可能です。

Dynamics 365のシステムアーキテクチャー

 ERPと現場の距離を近づけるための仕組みとしては「PowerApps」にも注目です。これはモバイルアプリやWebアプリをPowerPointに似た操作性によりノンプログラミングで作成できるツールであり、Dynamics 365上のデータを参照したり入力したりするアプリを簡単に作成できます。

 たとえばERPに蓄積された情報を現場で簡単に参照できるツールがほしいといった要望があった場合、従来であればまず要件を整理し、その上で外部のシステムインテグレーターなどに発注し、システムを構築するといった形が一般的でした。しかしこれでは相応のコストが発生するほか、システム開発にも時間がかかってしまいます。

 しかしPowerAppsを使えば現場の声を聞きつつ、情報システム部門の担当者が即座に開発するといったことも可能であり、内容によっては数日程度で開発できます。このスピード感は大きな違いと言えるでしょう。また、モバイルアプリも開発できるため、外出先ですばやく在庫をチェックできるアプリがほしいといった要望にもすばやく応えることができます。

 顧客先に納品した製品に組み込んだIoTデバイスと連携し、保守メンテナンス作業を行うフィールドサービスを効率化するといったことも考えられます。特にDynamics 365はCRMとしての機能もサポートしているため、出荷した製品を定期的にモニタリングし、故障を検知すればアフターサービス部門が顧客対応を図る一方で、自動的にフィールドサービス部門へ故障情報が伝達され、割り当てられた保守要員が補修部品の在庫を確認して現地に向かい、さらに現地からはモバイル端末で作業報告する、といった業務フローを1つのシステムの中で実現できます。また収集したデータを基に、問い合わせ分析やサービス改善、製品開発に役立てられることも大きなメリットでしょう。

基幹システム(ERP+CRM)とIoTの融合

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