2020.12.11
働き方改革&生産性向上のカギはどこにある?第31回
DXの第一歩は請求書から!企業間取引を加速する方法
著者 Bizコンパス編集部
サブスクビジネスに必要な機能を提供するクラウドサービスも登場
BConnectionデジタルトレードは生まれたばかりのサービスですが、川淵氏は今後も新たな機能を実装していきたいとしています。
「請求書の電子化を進めても、ビジネスでの紙のやり取りが完全にゼロになるわけではありません。そのため、紙で届いた請求書を電子データに変換するサービスや、請求書の受け取りから支払いまでのタイムラグを埋め、請求書を早期に資金化するファクタリングサービス(売掛債権を買い取り、その債権の回収を行う金融サービス)も合わせてご利用いただくことを計画中です。企業と取引先、相互にメリットを生むサービスの拡張を進めていきます」
NTT Comではさらに、BConnectionデジタルトレード以外にも、サブスクリプションビジネスに必要な機能を網羅した「Subsphere(サブスフィア)」というクラウドサービスも、新たにスタートしています。これは、バックオフィス機能やフロント機能、商流管理機能を提供し、基幹システム連携や決済代行会社連携などの外部連携も可能にするサービスです。
「両サービスに共通するコンセプトは、企業間の取引を私たちのクラウド上で実行することで、既存のシステムに手を加えることなく、さまざまな価値をサービスとして利用できるようになることです。
我々NTT Comでは、NTTグループが提唱する『コネクティッドバリューチェーン』(企業間取引の電子化でさらなる価値を創出するつながり)の実現に向けて、各産業やプロセスにおけるバリューチェーンのデジタル化への取り組みを進めています」(川淵氏)
企業間の取引をデジタル化していく取り組みは、DXの推進に不可欠です。BConnectionデジタルトレードやSubsphereといったサービスの活用によって、それを加速させることができるはずです。
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