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プロが解説、Web会議で成果を出すためのファシリテーション術とは?
2020.11.11

働き方改革&生産性向上のカギはどこにある?第29回

プロが解説、Web会議で成果を出すためのファシリテーション術とは?

著者 岡野 紘二

地味だけど効果的な『グラフィックスキル』

 グラフィックスキルとは、言語以外の視覚的なコミュニケーション方法を取り入れ、議論の効率性や効果性を高めるスキルを指します。可視化することによるメリットとしては、(1)記録として残せる(忘れない)、(2)参加者の理解を促進できる、(3)参加者同士の認識のズレを防げる、(4)文字や絵、図などが刺激となって発想が促される、(5)検討・議論の経緯がわかる、という5点が挙げられます。

 会議の議事録を作成している会社は多いと思いますが、私が知る限り、大多数は会議が終了してから共有されます。それでは「記録として残せる(忘れない)」のメリットしか享受できません。会議中に可視化するということが重要なのです。

 幸いリモート会議では画面共有という機能がありますから、ファシリ―テーターはWordやPowerointなどにその場で書き込み、その画面を共有することで十分に可視化は図れるでしょう。若しくは会議で使う資料を画面共有しつつ、その上に追記していく形でも良いと思います。

ファシリテーターが一人ですべてを背負う必要はない

 以上、リモート会議の進行スキル“リモート会議ファシリテーション”を紹介しました。もしかすると、「自分には難しそう」と思った方もいるかもしれませんが、ご安心ください。

 初めにファシリテーションの軸となる考え方のところで、ファシリテーションは『はたらき』であると紹介しました。『はたらき』とはつまり『機能』ですから、その『機能』が実現できていれば一人で全て担わなくても良いのです。リモート会議ファシリテーションは分担できます。たとえば、グラフィックスキルの発揮は同僚に任せて、自分はリモートベーススキルの発揮に努めるといったことが可能なのです。

 ぜひ「できる/できない」の思考ではなく、「取り組む意味がありそうか/否か」の思考で考えてください。そして、自身の職場に活かせそうだと思った方は、ぜひ実践してみてください。

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