このようにWinActorでは、ロボットの作成も管理もしやすい仕様となっています。しかし、導入前にRPAが実際の業務に適応できるか検討する段階や、実際に動かして導入判断する段階、導入後に運用を続ける中で操作がわからなくなった場合など、各フェーズにおいて支援が必要になるケースもあるかもしれません。
NTT Comではそんな時のために、いくつかのサポートを用意しているといいます。
「弊社ではRPAの導入を検討している方には、まず業務内容や作業フローなどをヒアリングした上で適用イメージを具体化し、どれぐらいの作業の自動化が可能なのか、プロの目で精査・ご提言します。その結果を元に、社内で次のステップに進むための決裁や予算化を進めることができます」(佐竹氏)
WinActorの導入前には、事前に評価用ライセンスのソフトウェアが提供されます。その段階で使い方が分かりづらいというユーザーに対し、トレーニングが用意されています。
「WinActor for Salesforce over VPNでは、トライアルの段階においてトレーニングを実施し、徹底的にユーザーをサポートします。トレーニングは10名様まで参加可能です。ほかにも、1日かけてじっくりWinActorを学ぶプログラムも用意しています。
そして、WinActorを導入した後でも、Web会議を使って遠隔で支援が受けられるメニューと、コンサルタントがオンサイトで訪問するメニューの2種類が利用できます。
WinActor for Salesforce over VPNは、GUIベースで容易に実施でき、ロボットが増えた場合でも独自の管理ツール提供により担当者負担が大幅に削減され、もし操作がわからなくても、スポット的にサポートが受けられるなど、ユーザー主導での運用に寄り添ったサービスといえます」(川崎氏)
もし「ロボットを作るのは難しそう」「大変そう」という理由でRPAの導入を避けていたり、数あるRPAの中からどれを選ぶのか悩んだ場合には、今回取り上げたWinActor for Salesforce over VPNのように、操作性とサポートの手厚さでRPAを選ぶというのも良いかもしれません。