Bizコンパス

いまさら聞けない、RPAの“基本”の話
2020.01.08

働き方改革&生産性向上のカギはどこにある第20回

いまさら聞けない、RPAの“基本”の話

著者 Bizコンパス編集部

 いまビジネスシーンでは、ソフトウェア型のロボットを用いて、作業を自動化するツール「RPA(Robotic Process Automation)」に注目が集まっています。ミック総合研究所の調査によると、RPAの市場規模は、2018年度が 395億円(対前年比215.8%)、2019年度が689億円(見込み、対前年比174.3%)になるといわれています。

 このように市場が拡大するということは、多くのRPAツールが市場に参入するということにも繋がります。しかし、これまでRPAに触れたことがないビジネスパーソンにとっては、いざ導入しようとしても、どんなツールを導入すべきなのか、そもそもRPAの良し悪しはどこで判断するのか、その見極めは簡単なことではありません。

 今回は、RPAにチャレンジしてみたいけど、第一歩が踏み出せない「いまさら聞けないRPAの話」と題し、RPAとは一体何なのか? どんなRPAを使えばいいのか? といった、RPAに関する基礎的な解説をしていきます。

なんで今、RPAが人気なのか?

 冒頭で触れた通り、RPAの市場は現在盛況していますが、その背景の1つに、「働き方改革」の存在があります。

 日本では2019年4月1日より、「働き方改革関連法」が施行されました(中小企業は2020年4月1日から)。同法では、残業時間の上限が月45時間、年360時間と定められ、特別な事情がある場合でも年720時間、単月100時間未満、複数月平均80時間を限度に設定することが求められています。

 こうした変化に追従しつつ、従来と同様の業務量をこなしていくためには、作業の効率化が欠かせません。そこで、RPAに注目が集まっているというわけです。

 RPAは、業務の中における「高度な判断を必要としない定型作業」を自動化し、業務の効率を高めます。ここでいう「定形作業」とは、たとえば外部から送られてきた注文書をExcelで開き、そこに記述された顧客名や商品コード、注文個数などを受注システムに登録する、といった作業のことを指します。

 人間が処理する場合には、Excelから個々の項目の内容をクリップボードにコピーし、受注システムにペーストした上で登録する、という作業を行うことになります。しかしRPAを利用すれば、こうした作業をすべて自動化できます。

自動化することによる一番のメリットは、その作業に人手を費やす必要がなくなることです。単純な定形作業に要していた稼働を、別の作業に割り当てることが可能になります。

 さらに、24時間連続して処理を実行できるというメリットもあります。従業員が退社した後、RPAを使って自動的に処理を行うことで、処理時間を大幅に短縮できます。

 加えて、作業を自動化することで、入力内容の誤りなどのミスが減らせる点もメリットでしょう。入力した内容のチェックを人力で行う必要もなくなり、業務効率をよりいっそう高められます。

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