2019.12.18
働き方改革&生産性向上のカギはどこにある?第19回
「こんなはずじゃなかった」働き方改革、現場を活性化するツールとは?
著者 Bizコンパス編集部
「会議をデジタル変革」すれば、生産性はさらに高まる
このような既存のソリューションに加えて、同社ではBespokeクラウドによって「会議をデジタルトランスフォーメーション(DX)」させる新たな取り組みを始めています。大井氏はデモ動画を使って、それを実現する「Smart Digital Workplace」を紹介しました。
このデモ動画では、Web会議における参加メンバーの発言内容がリアルタイムにテキスト化。各自の発言回数が自動でカウントされ、その内容からポジティブ/ネガティブといった感情を分析します。これらはWeb会議の画面に履歴として表示されるため、会議に遅れて参加しても内容をすぐに把握することができます。また、音声テキストを瞬時に翻訳することもできるので海外拠点などとの会議でも円滑なコミュニケーションができます。
テキスト化された内容から次回の宿題事項が抽出されたアジェンダが自動で作成され、そのデータが対象会議フォルダに自動でアーカイブされます。これによって、従来会議で発生していた議事録作成や次回アジェンダの事前回覧などの煩雑な作業を軽減することができます。会議終了後には、「営業会議お疲れ様でした。今回の会議の生産性は55点でした」というその会議のパフォーマンス測定もあるなど、デモ動画では「近い未来の会議運営」が再現されました。

大井氏は最後に、「会議をあらためて企業活動の中心の一つに位置づけることで、現場の力をより発揮させ、チームの知の創造につなげることができる」とメッセージを送りました。
会議での映像コミュニケーションツールの見直しは、働き方改革で生産性の高い組織を作るための第一歩といえるかもしれません。
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