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竹中工務店が構築したデジタル化推進のための基盤
2017.11.02

デジタル情報共有の課題をクラウドサービスで解決

竹中工務店が構築したデジタル化推進のための基盤

著者 Bizコンパス編集部

オンプレ同様のレスポンスを目指したクラウド型ファイルサーバーに移行

 同社は必要なデータをより使いやすく、確実に管理するための方法を模索し、検討の結果、新たにクラウド上にファイルサーバー環境を構築し、データを一元的に集約することを決断しました。

 「各現場のデータに加え、本・支店が扱っているすべてのドキュメント、各種データ、BIMデータなども集約することで、各現場、本・支店、協力会社やモバイル端末から、あらゆる情報が閲覧できる仕組みを作ろうと考えました。クラウドサービスを選定する上では、図面には施主であるお客さまの情報が含まれているので、パブリッククラウドではなく、クローズのプライベートクラウドが望ましいという経営層の意向もありました」(岩下氏)。

 クラウド側で冗長化を図れば、災害時の復旧も容易になり、ファイルサーバー機器の運用管理も不要になるなど、課題をすべて解決できると判断したのです。

 データの移行先には、NTTコミュニケーションズが提案したプライベートクラウド環境を選択。これは、データセンターサービス「Nexcenter」、クラウドサービス「Enterprise Cloud」、ネットワークサービス「Arcstar Universal One」などを組み合わせたクラウド型のファイルサーバー環境です。

 選定に当たり同社は、建設現場特有の要件である、BIMデータアクセス時のレスポンスを特に重視したといいます。具体的には、現場で扱うBIMのデータは数百MBを超えるため、一般的なクラウド環境では表示速度が利用上のボトルネックになります。そこで、従来同様の使用感を維持することを要件に盛り込んだのです。

 「これに対してNTTコミュニケーションズは、単にWAN高速化ソリューションを適用するだけでなく、徹底的な高速化チューニングを行うことで要求に応えてくれました。実際、複数ベンダーに提案を依頼しましたが、クラウド基盤から回線、ネットワークまでを1社で提供するNTTコミュニケーションズでなければ、速度低下の原因を網羅的に調査し、取り除くことは難しかったでしょう」と岩下氏は分析します。

クラウド型ファイルサーバーの構成イメージ

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