Taniumは、「統合エンドポイント管理」と「統合エンドポイントセキュリティ」を可能にするプラットフォームです。IT資産情報やセキュリティ対策の可視化、OSのパッチやアプリケーション配信などのITオペレーション、マルウェアなど不審な動作の検知や脆弱性情報の収集、インシデント発生時の調査・処置といったセキュリティオペレーションの機能を兼ね備えています。

NTTコミュニケーションズ
株式会社
ビジネスソリューション本部
ソリューションサービス部
第二マネージドソリューション
部門 第七グループ
齋木欣郎氏
※本インタビューはWeb会議にて実施しました
Taniumが特に優れているのが、エンドポイントの情報を素早く詳細に収集できる点です。適正なパッチが適用されていない端末や、エージェントが導入されていない、いわゆる「野良PC」のような端末も、数分で検索できるパフォーマンスを備えています。
「グローバルに展開している企業でも、Taniumを導入すれば、すべてのエンドポイントの情報を数十秒で収集することが可能です。社内で使われているPCやサーバーの状態をほぼリアルタイムで把握できるのは、Taniumの大きなメリットです」(NTT Com齋木欣郎氏)
Taniumは多くのエンドポイント管理ソリューションと同様、端末にエージェントをインストールして管理します。エージェントがインストールされていない端末があった場合、自動的に検知し、エージェントをサイレントインストール(端末の画面に、セットアッププログラムの画面を表示せず、自動的にインストールすること)する機能も備えています。
NTT Comの近藤和弘氏によると、端末の管理に頭を悩ませている企業は多いといいます。

NTTコミュニケーションズ
株式会社
ビジネスソリューション本部
ソリューションサービス部
第二マネージドソリューション
部門 第七グループ 担当課長
近藤和弘氏
※本インタビューはWeb会議にて実施しました
「特に複数の拠点や工場がある、あるいはM&Aによって拠点の数が急速に増えている場合、IT部門の目が行き届かず、ブラックボックス化しているといった話を聞くことが多々あります。しかしTaniumであれば、物理的に離れた拠点であっても、エージェントがインストールされていない野良PCを検知し、対処できます」
なお、端末数が多い場合は、Taniumの振る舞い検知のアラームが大量に発生するケースもありますが、NTT Comではこれらのアラームの調査や該当端末の即時隔離などの運用を代行する運用サービスを併せて提供しているとのことです。