ここまで解説した3つの特長に加え、セキュリティベンダー各社とのリレーションシップを生かした、それぞれが提供するセキュリティ製品のポートフォリオの詳細な情報を保持していることもポイントとなっています。
特に大手セキュリティベンダーでは、セキュリティ製品のラインナップは拡大傾向にあり、そのポートフォリオ、さらには戦略や提供されている機能までを把握するのは容易ではありません。その中から自社で必要なものを選択するのは、さらに大変でしょう。
しかし各社のポートフォリオを把握しているディメンションデータであれば、顧客の課題を把握した上で、その解消に必要な適切なセキュリティ製品を提案することが可能だとします。
セキュリティアーキテクチャ参照モデルのベンダーマッピングの提供

最後に、森氏にデジタルトランスフォーメーションを見据えたときに、どのようにセキュリティ対策を考えるべきかと尋ねると、次のように答えてくれました。
「デジタルトランスフォーメーション(DX)を進めていくと、事業部門が主導して新たなサービスを開発するといった状況も珍しくなくなるでしょう。そうして開発されるサービスに対して、どのようにしてセキュリティのアーキテクチャやフレームワークを組み込んで行くかを考えなければなりません。そして、それこそが私たちのコンサルティングサービスが協力できる部分でもあると思っています」
デジタルトランスフォーメーションは大きなメリットをもたらす可能性がある一方、新たなリスクが生じることも事実です。そのリスクをどうコントロールするのか、そのためにはどういったセキュリティ対策を講じるべきなのか、そろそろ真剣に考えるべきではないでしょうか。
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