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コロナ後のオフィスは“自宅化”すべきである
2021.03.05

コロナ後に求められる「理想のオフィス」とは?第2回

コロナ後のオフィスは“自宅化”すべきである

著者 株式会社日本能率協会コンサルティング(JMAC) 田中良憲

“我が家”をオフィス化し、オフィスは“社員の家”をめざす

 オフィスにおけるコミュニケーションの典型的な手段といえば会議だが、これはコミュニケーションの1シーンに過ぎない。

 オフィスのコミュニケーションシーン・目的は、“室内”で、“座って”、“時間を決めて”実施される会議に限らず、ちょっとした打ち合わせやアイデア出し、偶然会った同僚との近況交換、仕事に関わらない個人相談、リフレッシュ中の雑談と様々とある。そのスタイルも座って話す、立って話す、歩きながら話す、背筋を正して話す、くつろいで足を崩して話す、食べながら飲みながら話す……と、これまたいろいろある。

 今後こういった直接仕事にかかわる交流「フォーマルコミュニケーション」だけではなく、仕事にかかわらない交流「インフォーマルコミュニケーション」を目的とし、あらゆる情報を交換する場がオフィスとなる。それにふさわしい機能・設えが必要である。

 フォーマルコミュニケーションは、たとえば従業員に情報を通知する程度のワンウェイな会議であれば、オンライン会議ツールを使えば置き換え可能である。今後オフィスは、インフォーマルコミュニケーションによる非公式・偶発的な交流・交換を促すスペース作りがこれまで以上に求められるであろう。

 在宅勤務・テレワークのデメリットとして、「既知の同僚との情報共有が前提」「知らない他者と知り合えない」「他者と交流が図れない」ことも挙げられる。「知らない他者」との交流や深耕のきっかけは、仕事よりむしろ仕事外、例えば趣味や出身地、家庭、時事の話題だったりする。そのようなインフォーマルコミュニケーションを何気なく引き出すため、「素でいられる」「オープンになれる」「くつろげる」「楽しめる」など、“我が家のようなオフィス”が、Afterコロナ時代の理想のオフィスといえそうだ。

<続く>

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