NTTコミュニケーションズ

Bizコンパス

DXの潮流、CDOの挑戦
2020.11.20

これからの時代に求められるデータ利活用第7回

DX部門を立ち上げたらどうなるのか?実際の企業に見る、DXの理想と現実

著者 亀井聡

 企業にとって競争力を維持・向上するためにはDXが重要であり、DXに向けて舵を切る際には、データ活用とデータレイクが鍵になります。

 前回ではこうしたDXに必要な要素について紹介しました。今回はこれらの実際の適用例として、私が所属するNTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)において、DX組織である「デジタル改革推進部」とその中のデータサイエンティスト集団「データドリブンマネジメント推進部門」がどのように立ち上がったのかという経緯と、実際に運用することでわかったDXの“理想と現実”について紹介します。

なぜわざわざDXの組織を立ち上げたのか?

 DX組織の立ち上げ方には、既存の情報システム部門を軸とするものや、事業部門の横断プロジェクトとするもの、研究開発部門やサポートSE部門を軸とするもの、社長直轄で外部登用を中心とするものなど、様々なアプローチが考えられます。

 NTT Comの場合は、大量データを取り扱っている組織が、情報システム部門、R&D部門、オペレーション部門などに分散していたため、システム部門を軸に、R&D部門と経営企画部でオペレーションの戦略を担っていた部隊を統合することで、新たに「デジタル改革推進部」という組織が生まれました。

 つまり、全体の事業再編に合わせて、DX組織が発足されることになったということです。DX組織の発足に合わせて、全体が再編されたというわけではありません。

 しかし、プレスリリースの中でも『全社Center of Excellence (CoE)として、データサイエンティストを結集し、自らのDXを進め、プロセス自動化やデータドリブン経営の推進を目的とした「デジタル改革推進部」を新設します』と言及されているように、デジタル改革推進部はDXを推進するための重要なポジションとして位置付けられています。

 デジタル改革推進部という組織は、「DX戦略部門」「情報システム部門」「データドリブンマネジメント推進部門」の3部門で構成されます。私はデータドリブンマネジメント推進部門に携わることになりました。

SHARE

関連記事

ビジネスリーダーは、DXサービスを「完成品」と見なす感覚を捨てるべし

2021.01.22

ニューノーマル時代にビジネスはどう変わるのか第16回

ビジネスリーダーは、DXサービスを「完成品」と見なす感覚を捨てるべし

雑談が一番難しい会話型AIの今後とは?

2021.01.21

IT&ビジネス最新ニュース第100回

雑談が一番難しい会話型AIの今後とは?

パラダイムシフトに直面する製薬業界、 ニューノーマル時代に求められるMR像とは

2021.01.20

ニューノーマル時代にビジネスはどう変わるか第1回

パラダイムシフトに直面する製薬業界、 ニューノーマル時代に求められるMR像とは

SOMPOひまわり生命は“無害化”で安全にWeb閲覧できるセキュリティを実現

2021.01.20

セキュリティ対策に求められる新たな視点第21回

SOMPOひまわり生命は“無害化”で安全にWeb閲覧できるセキュリティを実現

中村 伊知哉氏が語る 「デジタル化がもたらす“仕事”と“働き方”の変化」

2021.01.20

ニューノーマル時代にビジネスはどう変わるのか第15回

中村 伊知哉氏が語る 「デジタル化がもたらす“仕事”と“働き方”の変化」

データ分析の膨大な手間を“1クリック”で解決する方法がある

2021.01.15

これからの時代に求められるデータ利活用第8回

データ分析の膨大な手間を“1クリック”で解決する方法がある

経済産業省が「GビズID」で目指す“行政サービスの100%デジタル化”

2021.01.13

デジタルトランスフォーメーションの実現へ向けて第57回

経済産業省が「GビズID」で目指す“行政サービスの100%デジタル化”

デジタル変革、組織内での格差で生じる課題

2021.01.12

IT&ビジネス最新ニュース第96回

デジタル変革、組織内での格差で生じる課題

ゼロトラストで“リモートワークをオフィス並み”にセキュアにする方法

2021.01.08

セキュリティ対策に求められる新たな視点第20回

ゼロトラストで“リモートワークをオフィス並み”にセキュアにする方法