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「2025年の崖」を飛び越える鍵は“データの連携”にあり
2020.01.22

これからの時代に求められるデータ利活用第2回

「2025年の崖」を飛び越える鍵は“データの連携”にあり

著者 Bizコンパス編集部

データ連携には、初期フェーズでネットワークインフラを検討することが重要

 飯塚氏に続いて登壇したのは、同じくNTT Comの中村匡孝氏です。中村氏はSDPFで特に注目すべきサービスとして、「Flexible InterConnect」を取り上げました。

 Flexible InterConnectは、企業の拠点と、企業が利用する各種クラウドサービスやデータセンターの間の通信を、閉域網で安全にインターコネクト(相互接続)できるサービスです。このFlexible InterConnectを利用することで、企業のデータの流通が、シンプルなネットワークで可能になるといいます。

 中村氏は、Flexible InterConnectのようなサービスを導入し、ネットワークを見直すことが、ビジネスでデータを活用する際には欠かせないと指摘します。

「たとえばデータを分析する場合には、Infomaticaのようなツールや、データを蓄積するストレージなど、さまざまなクラウドサービスを使用します。重要なデータを大量に扱うわけですから、当然ネットワークには信頼性が必要になります。しかし、既存のネットワーク環境にクラウドを導入するには、WANやLANなど、トータルな設計が求められるため、構築までには時間がかかります。

 これまではクラウドに閉域網で接続する際、クラウドサービスごとにネットワーク回線を個別に用意する必要がありました。しかし、クラウドを導入するごとに、回線やネットワーク機器を構築するのは時間がかかります。複雑で変化の激しいクラウドファーストの時代には、合わなくなってきています。

 Flexible InterConnectであれば、Amazon Web ServicesやMicrosoft Azureなど、さまざまなクラウドサービスにインターコネクトできます。そのため、個別にネットワーク回線を用意する必要はありません。とかく後工程になりがちなネットワークが初期フェーズで検討できるため、ネットワーク検討の時間が短縮でき、別のことに稼働が割けるようになります」(中村氏)

 中村氏はさらに、Flexible InterConnectのコスト面についてもアピールしました。

「Flexible InterConnectは、利用した分だけ支払えばよい従量課金制で、最低利用期間もありません。予算が立てやすいよう、月額料金の1カ月あたりの上限も定められています。すでに弊社のVPNサービス『Arcstar Universal One』をご利用されているお客様は、ポータルサイトからお申し込みいただくだけで利用を開始できます。

 さらに、Flexible InterConnectはオンデマンドで申し込めるため、構築プロセスは従来から劇的に短縮できます。トラフィック状況の可視化もでき、その情報を元に利用環境を変更することも可能です。

 変化の激しい、変化の予見が難しいクラウド利用に的確に追従し、オンデマンドでタイムリーにネットワークを構築・変更でき、システム構築やサービス開発の期間やコストを圧縮できること。これがFlexible InterConnectの最大の価値です」(中村氏)

 通信の接続だけではなく、通信の制御も簡単にできます。従来であれば、通信を制御する際は、ユーザーである企業側でファイアウォールを用意し設定する必要がありましたが、Flexible InterConnectでは、ソフトウェアのファイアウォールやNATが、オプションで利用できます。ソフトウェアのため、利用者向けポータルサイトで必要な機能を選択するだけで利用でき、専用機器の購入や設定は不要となります。

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