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サイボウズの「100人100通り」の働き方はどうやって生まれたのか
2020.09.16

共創によるビジネスイノベーション第3回

サイボウズの「100人100通り」の働き方はどうやって生まれたのか

著者 Bizコンパス編集部

パートナー企業にも広がるサイボウズイズム

戸松 コロナ禍を経てニューノーマル時代に突入し、テレワークなどの新たな働き方が急速に普及しました。先行して働き方改革に取り組んできた御社にとって、やっと時代が追い付いてきたという印象ですか。それとも、やはりコロナによる環境の変化はインパクトがありましたか。

青野 私の感覚としては後者です。従来の100人100通りの働き方では、大半の社員がオフィスに出社して仕事をしていました。しかし、現在は社員の半数以上がテレワークを中心に働きたいと宣言しています。10年くらいかけてそうなるだろうと予感していましたが、コロナ禍で一瞬にしてシフトした印象です。

今後、オンライン中心の業務になると、オフィスで偶然に顔を合わせるといった機会が減り、関係する範囲が狭くなっていくことが予想されるため、社員間の関係性の質を保つ取り組みも課題だと思っています。

戸松 現時点で課題を解決するアイデアがあれば教えていただけますか。

青野 最近、社内のオンラインポータルに「社内イベント一覧」というコーナーを新設しました。これは仕事に関するフォーマルな勉強会から、たとえばヨガ愛好者の集まりといったカジュアルなものまで、社内イベントを集約した番組表のようなものです。さまざまなチームのつながりをサポートし、コミュニケーションを活性化する狙いがあります。

戸松 本当に社内メディアを上手に活用されていますよね。私は社外向けに公開されている「サイボウズ式」が好きでよく読んでいるのですが、メディアの作り方も含めて参考にしています。すべての記事にぶれないサイボウズイズムや魂が入っていて、自分たちの言葉で語っていますという雰囲気を感じています。

青野 会社にやらされているのではなく、自分がこういう情報を主体的に伝えたいという使命感を持って活動している社員が多いことが、そういうアウトプットにもつながっているのだと思います。

 最近では社内YouTuberも登場してきて、社内の出来事を簡潔にまとめた動画が人気になっています。普通の会社なら怒られるような“遊び”でも、必要性があれば許される社風でもあるのです。

戸松 開発や販売の社外パートナーと働く場合、働き方やマインドセットが必ずしもサイボウズと一致しないと思います。外部と協業・共創する際には、どのようなスタンスで臨まれているのですか。

青野 部署によっては先方に合わせるケースもあります。しかし、私たちが発注などをする際には納期を十分確保するなど、パートナーにブラックな働き方をさせない意識を徹底しています。最近では弊社の書籍やサイボウズ式を読んでいただき、共感してもらえる協力会社も増えつつあります。

戸松 なるほど、サイボウズイズムが協力会社などに広がりつつあるということですね。我々も、働き方改革は独りよがりでやるものではなく、パートナーを巻き込んで、社会全体に広げる使命感を持つべきだと考えています。それは中小企業でも大企業であっても同じですね。本日はありがとうございました。

青野 ありがとうございました。

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