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大企業のための共創コミュニティ「C4BASE」では何が得られるのか
2020.08.19

共創によるビジネスイノベーション第2回

大企業のための共創コミュニティ「C4BASE」では何が得られるのか

著者 Bizコンパス編集部

理論家と実業家、双方の話が行き来するディスカッションが重要

戸松 宮崎さんは今回講演をいただいたなかで、何を一番伝えたかったのでしょうか。

宮崎 私はサブスクリプションの誤解を解きたいという強い思いがありました。サブスクリプションには明確なブランドデザインを描き、事業計画を立て、コンサルにお金を払って、大改革をするイメージが依然としてあります。理由はサブスクリプションの成功事例がビッグビジネスばかりだからです。このような現在のビジネスとはかけ離れた領域で考え始めると、どうしても腰が引けてしまいます。

 サブスクリプションの最大のポイントは「顧客と継続的に関係を築く」ことにあります。そこだけ考えれば、デジタル化する必要すらないかもしれません。実はサブスクリプションというのはしっかり設計して始めるものではなく、いますぐに小さなことからでも始められるものです。実践しながら徐々に修正して変えていけばいい。尻込みしていては日本の産業は衰退していくばかりなので、この誤解を解きたいですね。

戸松 宮崎さんのお話には、バズワードになっている「サブスク」という言葉に、実務家としての示唆がたくさん盛り込まれていました。C4BASEでは、いつも講演の後にパネルディスカッションを行うのですが、ここにもこだわりがあります。今回、入山さんは理論家、宮崎さんは実務家としてお呼びしました。

 理論家の話は、とてもロジカルなのですっきりするのですが、逆に明快すぎて、現場感覚からすると、ちょっと腹の底にモヤモヤが残ることもあります(笑)。そんなときに実務家の方のヒントが腹落ちにつながったりするのです。理想と現実、両方の話題が行き来することが重要だと思っています。

宮崎 入山さんとは初対面だったのですが、もっと早く世の中に出てきてくれていたら、私はメーカーを辞める必要はなかったと思いました(笑)。日本の企業家が持っているモヤモヤやフラストレーションにストレートに切り込んでくれているのです。

 なぜ私たちの気持ちを代弁してくれるのだろうというくらい、腹落ちしました。現実があり、流されることが多い企業家にテーゼを伝えるのは学究の徒しかないと感じました。

戸松 C4BASEは、腹八分くらいで終わるのがちょうどいいのではないでしょうか。答えではなくヒントを得て、さらなる勉強やビジネスの計画を見直す動機になったところで終われるのが、ベストだと思っています。

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