多くの日本企業で導入が進んでいるServiceNowですが、ServiceNow社が“日本最大級のユーザー”として認定しているのが、NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)です。
NTT Comは導入効果として、「申請業務の自動化」、「セキュリティインシデント対応の自動化」それぞれの時間を大幅に短縮でき、「アジャイル型開発体制の整備」では短期間での対応件数を増加させることにつながったと言います。
中でもセキュリティインシデント対応の自動化により、以前は平均70分かかっていたところを平均5分まで、と14分の1に短縮できた事例は驚異的です。
NTT ComにおけるServiceNowの導入効果例

「自社内のIT基盤はもとより、当社が提供するネットワークやクラウド、音声システムといった様々なサービスの運用プラットフォームなどにServiceNowが組み込まれています。
これまでServiceNowを使い込んできたことで蓄積した知見、ノウハウを生かしたServiceNowの導入支援ができることが当社の強みです。」(NTT Com 廣瀬亮氏)
またNTT Comは、ServiceNowの国内最大級のユーザーとして、より安定した場所で重要なデータを保管したいと考えていました。このような意向と、市場のニーズを受け、ServiceNow社は日本国内でのデータセンター開設を決定しました。
「これまで当社を含め日本のお客さまがServiceNowを利用するには、海外のデータセンターを使うしかありませんでした。しかし、もうすぐ当社の東京、大阪にあるデータセンター『Nexcenter』で利用できるようになる予定です。日本国内にデータ保持ができることにより、今後ますますServiceNowの導入は加速していくと考えています」(廣瀬氏)
日本の電力・通信インフラは世界でもトップクラスです。また、治安も良いため、政情面での不安もほとんどありません。安定した国内で、データを保持・運用できることは、機密保持という面でも、大きなメリットといえそうです。
また、NTT Comは、ServiceNowのユーザーであると共に同社の協業パートナーでもあります。自社での利用や、ServiceNowの導入実績を評価され、日本企業としては初の“Service Provider Partner of the Year 2019”を受賞しました。

「5月にアメリカのラスベガスで開催された2万人規模のServiceNowアニュアルイベントで当社の実績が認められ、 “Service Provider Partner of the Year 2019”を受賞したことを嬉しく思います。当社にはユーザーとして培ってきた知見や、お客様への導入実績が数多くあります。これらをベースとしたServiceNowソリューションの提供を、今後も積極的に展開していきたいと思います」(廣瀬氏)
NTT Comが提供するServiceNowソリューション
